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AQR債券クオンツが「不謹慎な」見解、中銀の役割を過大視と指摘

  • 潜在的な成長力やインフレ期待が長期金利を動かす-ブルックス氏
  • 米国債利回りは今月に入って大幅低下、28日のFOMC決定を前に

クオンツファンド運用会社AQRキャピタル・マネジメントの債券共同責任者は、長期債利回りの変動要因を明らかにしようと試みた。トレーダーが最近、最も強い関心を示していることの一つだ。

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  この責任者ジョーダン・ブルックス氏によると、投資家は米金融当局や各国・地域の中央銀行の政策決定を過度に重視し、世界各地で作用しているより大きな経済的な力にはそこまで注目しない傾向がある。

  ブルックス氏は26日発表した文書「What Drives Bond Yields?(何が債券利回りを動かすか)」の中で、「不謹慎に聞こえるかもしれないが、市場における中銀の役割は時折誇張されることがある」と論じた。

  「将来的な金利、特に長期金利の見通しやタームプレミアムは概して、現行の金融政策スタンス以上に経済的要因によって動かされる」と指摘。「経済と市場は尋常ではない複数の問題に直面している。だがプレーブックを放り捨てるのでなく、それを忘れてならないのは、こうした時期だ」と主張した。

  ブルックス氏は、短期的には中銀が金利見通しに対し強い影響力を持つことを認めた。しかし債券利回りについて判断する上では、経済成長見通しや長期的なインフレ期待の方がより重要であることが分かったとしている。

  クリフ・アスネス氏が創業し最高投資責任者(CIO)を務めるAQRは、クオンツ投資を広めてきたことで知られる。米国債利回りは今月に入って大幅に低下し、投資家は気をもんでいる。連邦公開市場委員会(FOMC)は28日に金融政策に関する決定内容を発表する。

原題:
AQR Bond Quant’s ‘Sacrilegious’ View: Look Beyond Fed’s Policy(抜粋)

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