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債券下落、米金利低下一服で先物や中期債に売り圧力ー40年入札は順調

更新日時

債券相場は下落。米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて米国金利の低下に一服感が広がる中、海外金利に連動して買われてきた先物や中期ゾーンを中心に売り圧力が掛かった。40年国債入札は順調な結果となったものの、超長期ゾーンの上値も重かった。

  • 新発10年債利回りは前日比0.5ベーシスポイント(bp)高い0.015%、新発5年債利回りは1bp高いマイナス0.125%
  • 新発30年債利回りが0.5bp高い0.65%、新発40年債利回りは1bp高い0.74%
  • 長期国債先物9月物の終値は12銭安の152円29銭。夜間取引の流れを引き継いで売りが先行した後、152円30銭台で推移していたが、午後に一時152円24銭まで水準を切り下げた
長期国債先物9月物の日中取引の推移

市場関係者の見方

みずほ証券の丹治倫敦チーフ債券ストラテジスト

  • 40年入札自体はそれなりにニーズがあったが、米金利低下が一段落する中、10年がゼロ%に接近し、7年以下のカーブもフラット(平たん)で、ここからの金利低下も難しい感じはある
  • 特に何か材料があって売られている感じではない
  • 米金利低下につれて、先物主導で金利が低下してくる中でフラット化してきたが、これ以上は逆イールドになってしまうので心理的な抵抗もある

SMBC日興証券の奥村任ストラテジスト

  • 先物は米金利に連動してかなり強くなっていた上、それにつられて2年や5年ゾーンも強かったが、きょうは調整が入った
  • 2年や5年は利下げを織り込まないと金利低下にも限界があり、2年債入札に向けて調整もしたいところで、先物の上昇余地は乏しくなっていた
  • 40年債入札は先週から調整が進んでいた上、外債対比での妙味もあり、しっかり目の結果だったが、相対的な需給の軟調さは変わらず、超長期ゾーンがブルフラット化していく展開にもなりづらい

40年国債入札

  • 最高落札利回りは0.735%と、市場予想中央値の0.740%を下回る
  • 応札倍率は2.72倍、前回2.80倍を下回る
  • SMBC日興証の奥村氏
    • 落札利回りが予想対比で若干低かった上、案分比率も低めで、しっかり目の結果
  • 備考:40年利付国債の過去の入札結果

米長期金利

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.130%
-0.125%0.015%0.400%0.650%0.740%
前日比+0.5bp+1.0bp+0.5bp+0.5bp+0.5bp+1.0bp
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