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米中、首脳会談実現の可能性残す-次官級協議で深い溝浮き彫りも

更新日時
  • バイデン大統領は引き続き対面外交の重要性信じると報道官
  • 中国側は会談で要求事項記した2つのリストを提示

26日に中国・天津市で行われた米中次官級会談では両国の溝が浮き彫りになったものの、米中首脳会談実現の可能性を残した。

  中国の謝鋒外務次官は同会談でシャーマン米国務副長官に対し、「中米関係は現在行き詰まっており、深刻な困難に直面している」と指摘。国営新華社通信によると、謝次官はシャーマン副長官に関係安定化に必要な要求事項を記した2つのリストを提示した。1つは米国が取りやめるべき誤った言動のリストで、もう1つは中国側が懸念する主要な個別事案のリストだったという。

中国、対米関係は行き詰まりと主張-シャーマン米国務副長官訪中 (3)

  バイデン政権の複数の高官は会談後に記者団に対し、王毅外相との会談も含めシャーマン氏の訪中の重点は具体的な問題の交渉というより両国関係の大枠を定めることに置かれていたと説明した。

  しかし天津での会談は、10月の20カ国・地域(G20)サミットに合わせて行われる可能性がある米中首相会談に向けた最初の一歩になり得る。

  ホワイトハウスのサキ報道官は26日、同会談で両国の根深い対立が浮き彫りになったことが首脳会談実現の妨げになるかとの質問に、「バイデン大統領は引き続き対面外交の重要性を信じている」とコメントした。

  両国は対立解消に真剣に取り組む姿勢を示しながらも自国民に譲歩と受け止められないようにするという難題に取り組むことになる。トランプ前政権下の貿易戦争の禍根や、新疆ウイグル自治区や台湾、香港を巡る対立を考慮すると、これは極めて難しい作業になる。

  米国務省は声明で、「副長官は米国が両国間の競争を歓迎しており、われわれは引き続き自国の競争力を強化するつもりだが、中国との争いは求めないと強調した」と説明した。

原題:
U.S., China Leave Room to Talk After Contentious Meeting (1)(抜粋)

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