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シンガポールGIC、15年3月期以降でリターン最高-対日投資は縮小

  • 3月末までの20年間の実質年率リターンはプラス4.3%
  • 今後10年間にリターンが「大きく」低下すると予想

シンガポールの政府系投資会社GICは、2021年3月期に年率リターンが株高を背景に改善したと発表した。ただ、高いバリュエーションや債券利回りの上昇で、今後10年間にリターンは「大きく」低下すると想定している。

  3月末までの20年間の実質年率リターンはプラス4.3%と、15年3月期以降で最高のパフォーマンスとなり、前年のプラス2.7%を上回った。5年間の名目リターンはプラス8.8%と、14年3月期以降で最高。GICは1年ごとの運用成績や運用資産額を公表していない。

  地域別では、米国がGICの資産に占める割合が34%と引き続き最大だったものの、前年の36%からは低下した。日本を除くアジアへの配分が最も大きく上昇し、全体の26%となった。一方、日本への配分は最も大きく縮小した。

地域別構成(%)20年3月期21年3月期
米国3634
日本を除くアジア2026
日本148
ユーロ圏109
中東、アフリカ、ユーロ圏以外の欧州55
英国55
中南米23
グローバル810

  年次報告によると、GICは今後5-10年間にリターンが低下すると予想。インフレや債券利回り上昇、高水準のバリュエーション、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の長引く影響を要因として挙げた。

原題:GIC Posts Best Gain Since 2015, Warns Lower Returns Are Coming(抜粋)

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