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コロナ禍で東京五輪が開幕、無観客の会場にマスク姿の選手ら入場

更新日時
  • 1964年以来となる国内での夏季大会、ほぼ無観客での開催は史上初
  • 過去最多の33競技・339種目に1万1000人を超える選手が参加する
TOKYO, JAPAN - JULY 23: Naomi Osaka of Team Japan lights the Olympic cauldron with the Olympic torch during the Opening Ceremony of the Tokyo 2020 Olympic Games at Olympic Stadium on July 23, 2021 in Tokyo, Japan. (Photo by Maddie Meyer/Getty Images)
TOKYO, JAPAN - JULY 23: Naomi Osaka of Team Japan lights the Olympic cauldron with the Olympic torch during the Opening Ceremony of the Tokyo 2020 Olympic Games at Olympic Stadium on July 23, 2021 in Tokyo, Japan. (Photo by Maddie Meyer/Getty Images) Photographer: Maddie Meyer/Getty Images AsiaPac

新型コロナウイルス禍での東京五輪大会が23日夜開幕した。国内での夏季大会開催は1964年の東京五輪以来。一年の延期を経て、ほぼ無観客で開かれる開会式は史上初となる。会場の東京・国立競技場で大会関係者や各国メディアが見守る中、マスク姿の選手団が続々と入場した。

Tokyo's Fraught Olympics Are Set to Begin After Decade of Drama

パフォーマンスが繰り広げられる開会式会場

Photographer: Noriko Hayashi/Bloomberg

  午後8時に始まった開会式は、多くの映像や演技で開幕までの過程やコロナ禍のアスリートたちの葛藤を振り返る演出などで構成。菅義偉首相やジル・バイデン米大統領夫人、フランスのマクロン大統領ら各国の要人や大会関係者約950人が出席した。国内スポンサー企業の社長らは軒並み出席を見送った。

Tokyo's Fraught Olympics Are Set to Begin After Decade of Drama

開会式に出席された天皇陛下とバッハIOC会長

Photographer: Noriko Hayashi/Bloomberg

  選手入場では、ドラゴンクエストなど日本の代表的なゲームのテーマ曲が鳴り響いた。開催国の日本選手団は一番最後に登場。旗手を務めるバスケットボール男子の八村塁選手とレスリング女子の須崎優衣選手を先頭に、選手らは晴れやかな表情で行進した。

  大会組織委員会の橋本聖子会長は「今こそアスリートとスポーツの力を見せる時がきた。その力こそが人々に再び希望を取り戻し、世界をひとつにすることができると信じている」と述べた。国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長のあいさつに続き、天皇陛下が開会宣言を行った。

  聖火リレーの最終ランナーを務めたのはテニス女子の大坂なおみ選手。富士山の頭上に輝く太陽をモチーフにした聖火台に点火し、開会式を締めくくった。

  新型コロナの感染再拡大に歯止めがかからない中で、主催国日本は安全安心の大会実現に向け、感染拡大を封じ込めつつ支障なく大会を運営するという難題を突きつけられており、8月8日の閉幕まで予断を許さない状況が続く。

Tokyo's Fraught Olympics Are Set to Begin After Decade of Drama

会場に掲げられようとしている日本国旗

Photographer: Noriko Hayashi/Bloomberg

  直前まで開会式の楽曲制作者や演出担当者の辞任・解任を巡る混乱が相次いだ今回大会の開会式のコンセプトは「United by Emotion」。スポーツには距離や言葉、文化の違いを乗り越えて世界中の人々を感動でつなぐ力があると信じているとのメッセージを発信した。

  東京五輪では過去最多の33競技、339種目が行われ、200を超える国・地域から1万1000人以上の選手が参加する。

  五輪の観客受け入れを巡っては、コロナの感染状況を勘案しながら開幕直前まで関係者による協議が続き、宮城、茨城、静岡を除く1都5県での無観客開催が決まった。朝日新聞によると、感染症対策のための専門家ラウンドテーブル座長を務める岡部信彦氏は医療逼迫時には大会の中止を検討すべきだとの見解を示している

  組織委によると、23日現在で110人の大会関係者のコロナ感染が判明している。そのうち選手は11人。4回目の緊急事態宣言発令中の東京都の同日の新規感染者数は1359人(前日1979人)だった。

  開会式に先立ち、ソフトボールやサッカーなど一部競技は既に21日から始まっている。

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入場する選手団

Photographer: Noriko Hayashi/Bloomberg

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(開会式の詳細を追加して記事を更新します)
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