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中国恒大の香港未完成物件、主要4行が購入者向け住宅ローン停止

更新日時
  • 建設は計画通り進める、各行の決定に伴う影響は「軽い」と認識
  • 負債は世界最大規模、株価は今月28%安-ドル建て債の一部は最安値

HSBCホールディングスと中国銀行の香港部門、さらに少なくとも主要2行が、香港で中国恒大集団が建設中の居住用物件の購入者に対して住宅ローンの提供を停止した。

  非公開の情報だとして匿名を条件に述べた関係者によれば、新規ローンの提供が停止されたのは中国恒大が香港で手掛ける未完成のプロジェクト2件で、HSBCと中国銀行のほか恒生銀行、東亜銀行もローンの提供を停止した。ローンのリスクを再評価した結果だという。

  中国恒大は建設を計画通り進めていくと説明し、各行の決定に伴う影響は「軽い」との認識を明らかにした。同社はまた、買い手に影響がある場合、取引の60日間延期を認めることを検討するとした。

  東亜銀行はコメントを避け、他3行の担当者はコメント要請に直ちには応じなかった。

Evergrande dollar notes tumble to record lows

  香港で住宅ローンを手掛ける主要4行が一斉に新規ローンを停止する異例の対応は、中国恒大に対する見通しがここ数週間で大幅に悪化したことを浮き彫りにしている。同社は世界最大の債務負担を抱える不動産開発企業で、株価は今月だけで28%下落。ドル建て社債のいくつかは過去最低の水準に値下がりした。

  昨年末時点で報告された負債総額は3000億ドル(約33兆円)を上回る。それでも同社は、債権者との関係は正常だと繰り返し、社債保有者には期限通り全て返済していると主張する。

原題:Four of Hong Kong’s Top Banks Halt Some Evergrande Mortgages (1)(抜粋)

(第3段落に情報を追記し、最終2段落を追加します)
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