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日米韓が台湾海峡の平和維持など議論-都内で外務次官級協議

更新日時
  • シャーマン米国務副長官、訪中するかどうかは言及を避ける
  • 日米は冷戦思考を助長し安定を脅かしている-中国外務省報道官

森健良外務事務次官と来日中のシャーマン米国務副長官、韓国の崔鍾建(チェ・ジョンゴン)外務第1次官は21日、東京都内で日米韓外務次官級協議を行い、台湾海峡の平和維持について議論した。一方、シャーマン副長官は中国を訪問するかどうか言及を避けた。

  シャーマン副長官は記者団に対し、これまでのところ訪中の予定が含まれていない自身のアジア訪問の日程に関し、更新すべき情報はないと語った。

  香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)は先週、米中の一段とハイレベルの協議の可能性を念頭に、シャーマン副長官が中国外務省高官と天津で会談する可能性を話し合っていると、事情に詳しい複数の関係者を引用して報じていた。

  シャーマン副長官は「米国の利益にかなうのであれば関与する方針で、現実的かつ直接的で、実のある方法でそうすることを明らかにしており、現在も変更はない」とする一方、「私の旅程に更新すべき点があれば、それを確実に公表する」と話した。

JAPAN-US-DIPLOMACY

シャーマン米国務副長官(左)と森健良外務事務次官(20日、都内)

  なお次官級協議では、北朝鮮の核プログラムの脅威や、中国が海洋進出を強める南シナ海での航行の自由、日米韓の協力を深化させることも協議した。 

  このほか、シャーマン副長官は北朝鮮に対し、バイデン政権として協議の用意があることをあらためて表明し、北朝鮮については辛抱が必要だと付け加えた上で、それには限度があるともコメントした。

  一方、中国外務省の趙立堅報道官は北京で21日開いた定例記者会見で、日米は冷戦思考を助長し、安定を脅かしていると主張。対中包囲網の構築によって対立を引き起こしていると語った。

  趙報道官はシャーマン副長官による訪中の可能性に関する情報はないとも述べた。

原題:U.S. Envoy Discusses Taiwan in Tokyo; No Update on China Trip、China Says U.S., Japan Cause Confrontation by Creating Blocs(抜粋)

(第7、8段落に中国外務省報道官の発言を追加し更新します)
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