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PB黒字化27年度へ2年前倒し、成長実現ケースで-内閣府

内閣府は21日、国・地方を合わせた基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)の黒字化の時期が2027年度に前倒しとなる試算を公表した。前回1月の試算では29年度が想定されていた。

  内閣府の「中長期の経済財政に関する試算」によると、成長率が実質2%程度、名目3%程度を上回る「成長実現」のケースで、PBの対名目国内総生産(GDP)比は27年度にプラス0.3%となる見通し。新たな原動力となるグリーン、デジタル、地方活性化、子ども・子育てを実現する投資の促進や基盤作りを進め、潜在成長率が着実に上昇することを前提としている。

PB黒字化時期を2年前倒し

成長実現ケース

出所:内閣府「中長期の経済財政に関する試算」

  6月に閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針(骨太方針)」では、25年度のPB黒字化目標が2年ぶりに復活したものの、今年度内に新型コロナウイルスの影響を検証し、目標年度を再確認することが盛り込まれた。内閣府の25年度試算は成長実現ケースで2.9兆円の赤字、対GDP比でマイナス0.5%となっている。

経済優先にじむ骨太方針、財政健全化目標3-5年先送りとの見方

  一方、GDP成長率が実質1%程度、名目1%台前半程度とする「ベースラインケース」では、推計期間の最終年度に当たる30年度でもPBの対GDP比はマイナス0.9%。前回のマイナス1.6%から改善するものの、推定期間内に黒字化は達成できない見通し。

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