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iPhone生産拠点の中国鄭州市で記録的豪雨-12人死亡、10万人が避難

  • 大規模な洪水で道路の大部分が冠水-地下鉄車両も浸水
  • 市内にアイフォーン工場所有する鴻海精密工業、状況を調査中と説明

中国中部の河南省鄭州市で記録的な豪雨により広範囲にわたる洪水が発生し、少なくとも12人が死亡し、約10万人が避難した。同市は世界最大の「iPhone(アイフォーン)」生産拠点として知られている。

  同市の空港は到着便の受け入れを停止。救助隊員や当局は21日、ダムの損壊阻止や電力復旧に務めているほか、道路の破損状況を調べ、浸水した給油所では排水に取り組んでいる。国営中央テレビ(CCTV)によれば、習近平国家主席は鄭州市が厳しい状況に見舞われているとし、救助活動を強化するよう指示した。  

china flood flooding

豪雨で冠水した鄭州市内(20日)

  国営新華社通信によると、現地時間20日午後5時(日本時間同6時)まで24時間の降雨量は457.5ミリと、1000万人以上が住む同市の統計開始以来最大となった。特に午後4時から5時までには201.9ミリと、1時間当たりの記録を更新した。  

  鄭州市には台湾の鴻海精密工業(フォックスコン)が所有する世界最大のアイフォーン工場があり、同社は米アップルが最新機器を年内に発売するのを控え、生産強化の準備を進めていた。鴻海の担当者は状況を調査中だと語った。

  国営メディアが公開した写真を見ると、市内の道路は大部分が冠水しており、ソーシャルメディアに投稿された動画には、浸水した地下鉄車両内の乗客が映し出されていた。新華社は河南省当局を引用し、現地時間21日朝の時点で12人の死亡が確認されたと報じた。

  新華社によれば、兵士や消防士を含む数千人規模の救助隊が同市に派遣されたという。

原題:China’s ‘IPhone City’ Relocates 100,000 After Deadly Floods (1)(抜粋)

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