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ユナイテッド、7-9月期に業績黒字化を予想-変異株懸念でも

  • コロナ禍で1年半続いた赤字から脱却見込む-市場予想は年後半赤字
  • 輸送能力は徐々に回復も依然として2019年水準下回る

米航空会社ユナイテッド・エアライン・ホールディングスは、新型コロナウイルス感染動向が旅行需要の回復を一変させるとの懸念が投資家の間で強まっているものの、1年半にわたった赤字が7-9月(第3四半期)に終わる見通しを示した。

  20日の発表資料によると、7-9月期と10-12月(第4四半期)の調整後税引き前損益は黒字を見込んでおり、これには連邦政府からの多額の航空会社支援は含まれていない。同社は予想する利益の規模を数値化しなかったものの、黒字化すれば年後半の赤字を見込むウォール街の見通しを上回ることになる。

  スコット・カービー最高経営責任者(CEO)は発表資料で「当社は重要な転換点に達した。再び黒字になると予想している」と述べた。

United has slightly trailed an S&P airline index this year

  消費者は1年以上にわたる外出自粛を経て家族の再会や夏季休暇で航空機の利用に動いており、ユナイテッドの見通し改善は国内旅行需要の力強い回復が米航空会社を後押ししていることを鮮明にした。ただ、新型コロナウイルスの変異株が米国や欧州、アジアでまん延しているため、航空業界は不安定な立場にあり、将来の旅客需要の予測は難しく、感染動向の影響を受けやすい。

  ユナイテッドによると、長距離国際便と出張は4-6月(第2四半期)に予想より速いペースで回復した。企業の出張再開が年内に本格化すると同時に、秋に通常レジャー旅行が徐々に減少すると予想。2023年には完全に回復するとの見通しを示した。

  4-6月期の損失は1株当たり3.91ドルに縮小したが、ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均より7セント悪化した。売上高は3倍強の54億7000万ドル(約6000億円)。アナリスト予想は53億5000万ドルだった。

  同社は7-9月期の運航が2019年の輸送能力の74%と、4-6月期に比べ39ポイント改善する見通しも示した。

原題:United Air Sees Profit on Horizon Despite Renewed Virus Fear (1) (抜粋)

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