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【米国市況】株に押し目買い、S&P500種は3月以来の大幅高

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20日の米株式相場は反発。前日は大きく下げていたが、この日は押し目買いが広がった。S&P500種株価指数は3月以来の大幅高となった。

  • 米国株は反発、S&P500種は3月以来の大幅高
  • 米国債は下落、10年債利回り1.22%に上昇
  • ドルが上げ縮める、対円で1ドル=109円台後半
  • NY原油は反発、米国株など金融市場全般が持ち直す
  • 金スポット相場は上げを消す、利回りとドルの上昇で

  S&P500種は前日の下げをほぼ埋めた。新型コロナウイルスの感染再拡大が景気回復を抑制するとの懸念は、この日は材料視されなかった。前日大きく下げたシクリカル銘柄がこの日は上げを主導。小型株で構成するラッセル2000指数は3%高。堅調な企業決算や政府の刺激策、超緩和的な金融政策といった環境の中、最近の大幅下落は買いの好機と捉える投資家もいる。

  S&P500種指数は前日比1.5%高の4323.06。ダウ工業株30種平均は549.95ドル(1.6%)上げて34511.99ドル。ナスダック総合指数は1.6%上昇。ニューヨーク時間午後4時59分現在、10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.22%。

  TDアメリトレードのチーフマーケットストラテジスト、JJ・キナハン氏は「実に見事な反発だ」とし、「押し目買いの心理がうまくいった。同じ戦術で良い結果を出し続けるフットボールのコーチのようだ。その戦術を変える理由はない。奏功しているのは間違いないからだ」と述べた。

  外国為替市場ではドルが堅調。米国債イールドカーブのスティープ化と株反発の中で、ドル指数は一時年初来の高水準付近に上昇したが、その後は上げを縮めた。主要通貨でドルに対して上げたのはカナダ・ドルのみだった。原油相場の上昇が手掛かりとなった。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%上昇。一時0.3%上昇し、4月1日以来の高水準となった。ドルは対円で0.4%高の1ドル=109円85銭。ユーロは対ドルで0.2%下げて1ユーロ=1.1781ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は反発。米国株など金融資産には幅広く買いが入り、コロナ感染再拡大懸念を受けた前日の下げから持ち直した。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物8月限は、前日比1ドル(1.5%)高の1バレル=67.42ドルで終了。8月限はこの日が取引最終日。中心限月となった9月限は85セント高の67.20ドルで終えた。ロンドンICEの北海ブレント9月限は73セント高の69.35ドル。

  ニューヨーク金スポット相場は上げを消した。米10年債利回りが上昇に転じ、利息を生まない金の投資妙味が低下した。ドルの堅調も、代替投資としての金需要を後退させた。

  スポット相場はニューヨーク時間午後3時現在、前日比0.2%安の1オンス=1809.07ドル。一方、ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は0.1%高の1811.40ドルで終えた。

原題:Stock Traders Buy the Dip in Best Day Since March: Markets Wrap(抜粋)

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(第4段落に市場関係者のコメントを加え、更新します)
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