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Photographer: Yen Duong/Bloomberg
cojp

車載半導体供給に増加の兆しとバイデン米政権-多方面で取り組み

更新日時
  • フォードとGMのCEOが供給やや改善と報告-レモンド商務長官
  • 520億ドルの半導体業界支援関連法案、今夏の可決必要と商務長官

バイデン米政権の当局者らは半導体の世界的な供給不足に改善の兆しが見られ始めていると指摘する。自動車メーカーの生産停止につながった車載グレードの半導体について、製造企業から増産の約束を取り付けていると説明した。

  米政権で半導体供給増への取り組みを主導するレモンド商務長官は、半導体製造企業とサプライヤー、自動車メーカーなど顧客の一連の会合を取り持ってきた。複数の政権高官によれば、このような会合が半導体メーカーの生産と配分、自動車メーカーの注文を巡る相互不信の緩和に寄与した。

Commerce Secretary Raimondo Testifies Before Senate Appropriations

レモンド米商務長官

Photographer:Stefani Reynolds/Bloomberg

  レモンド長官はインタビューで、そうした取り組みの結果、製造企業の生産と出荷を巡り透明性が向上し、自動車向けの供給が徐々に増加していると述べた。米政権は最近、マレーシアとベトナムの両国政府に対し、半導体製造工場を「極めて重要」な事業と位置付け、新型コロナウイルスの感染急拡大の後も一定の生産を維持するよう強く求めたとも、当局者らは明らかにした。

  レモンド長官は「一定の改善が見られ始めている」と説明。ここ数週間にフォード・モーターのジム・ファーリー最高経営責任者(CEO)とゼネラル・モーターズ(GM)のメアリー・バーラCEOから、必要な半導体の調達が「若干増え始めて」おり、状況は「やや改善している」と伝えられたという。

  長官は半導体の世界的サプライチェーンにおける米国の外国依存を低下させる長期的戦略として、米国での半導体増産と半導体研究開発(R&D)支援で520億ドル(約5兆7000億円)の予算を承認するよう議会に説得を試みている。上院は6月に関連法案を可決したが、下院はまだ法案の範囲を審議中で詳細は依然として流動的だ。

  事情に詳しい複数の関係者によると、バイデン大統領のチームとレモンド長官は同法案に関して議員らと日々やり取りしている。大統領はペロシ下院議長との会談で法案を直接取り上げ、できるだけ早急に法案に署名したい考えを表明したと関係者の1人は話した。ホワイトハウスはペロシ議長に法案可決の具体的なメカニズムやタイミングを委ねたという。

  長官は法案可決の時期について「今夏にこれを成し遂げる必要がある」と述べ、「成し遂げることなく8月に議会休会入りすることはできない」と付け加えた。

原題:Biden Team Sees Chip Supply Gains, Relief Soon for Carmakers (2)(抜粋)

(レモンド長官や関係者の話などを追加して更新します)
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