米住宅着工件数、6月は予想以上に増加-3カ月ぶり高水準
Jordan Yadoo
更新日時
6月の米住宅着工件数は予想以上に増加。サプライチェーンの障害が長引き、労働力が不足する中でも住宅建設が安定しつつあることを示唆した。
キーポイント |
---|
|

着工件数の先行指標となる住宅建設許可件数は160万件に減少した。これは昨年10月以来の低水準で、今後数カ月は住宅建設の伸びが減速することを示唆した。
一戸建て住宅の着工件数は6.3%増の116万戸と、3月以来の大幅増。変動の大きい集合住宅の着工件数は6.2%増加し、2020年7月以来の高水準となった。
建設許可は得たが未着工の一戸建て受注残は14万4000件に増え、06年10月以来の高水準。一戸建ての住宅建設申請は10カ月ぶり低水準に減少した。
地域別では、南部と西部で住宅着工が増加。北東部では一戸建て住宅建設が前月比で34%余り増加した。
住宅完工件数は132万戸に減少し、7カ月ぶり低水準。住宅建設業者が建築資材と労働力を確保するのに苦慮していることが浮き彫りになった。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題:U.S. Housing Starts Top Forecasts, Increase to Three-Month High(抜粋)
(統計の詳細を加え、更新します)
最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
LEARN MORE