コンテンツにスキップする

ドル・円109円台半ば、リスク回避の動き一服も方向感欠く

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=109円台半ばで小動き。前日の海外市場のリスク回避がいったん小康状態となる中、米長期金利が時間外取引で上昇したことが支えとなり小幅に上昇する場面も見られたが、狭いレンジでの推移となった。

ハイライト
  • ドル・円は午後3時24分現在、前日比0.1%高の109円53銭。109円60銭を高値に一時109円37銭まで下落する場面もその後は109円50銭付近に収れん
  • ブルームバーグ・ドルスポット指数は0.1%高の1150.63
ドル・円は109円50銭挟んで小動きに

市場関係者の見方:

NBCフィナンシャルマーケッツ・アジアのディレクター、デービッド・ルー氏(香港在勤)

  • 時間外取引で米株先物が高く、米金利も上昇しており、リスク感応度の高い豪ドルやカナダドルなどのサポートに
  • シンガポール市場が休場ということもあって薄商い状況の中で、きのうのリスクオフに対する自律反発となっている
  • ドル・円は109円から111円のレンジ相場を見込む向きが多く、109円台前半では買い意欲が強い。米金利上昇もサポート

バークレイズ証券の門田真一郎チーフ為替ストラテジスト

  • アジア時間では米金利が戻していることもあり、ドル・円もいったんは戻し気味の動きに
  • 短期的にはボラティリティーの高い相場が起こる可能性ある中、ドル・円に関してもまだ下値のリスクはありそう
  • ただ、デルタ変異株そのものは今出てきた話でもない。ファンダメンタルズでも米中の景気はピークアウトしつつあるが、ユーロ圏や新興国の一部では7-9月は回復が続いている。そういう中で景気後退を意識させるようなリスクオフは行き過ぎともいえる

三井住友信託銀行ニューヨークマーケットビジネスユニットの持田拓也調査役

  • デルタ変異株の感染拡大がどの程度、経済再開の流れに水を差すのか、景気のリスクになるのか、まだきちんと評価は定まっていない
  • 特に景気に対する不透明感がさらに強まるようだと、ドル・円の下落が瞬間的に強まるリスクはまだ残る

背景

  • 日経平均株価は前日比264円安で取引を終了。年初来高値から1割超える下落に
  • 米主要株価指数先物は時間外取引で上昇
  • 米10年国債利回りは時間外取引で1ベーシスポイント(bp)上昇の1.19%台。前日は一時2月以来の1.17%台まで低下
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE