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英中銀のハスケル氏、金融政策を今引き締めるのは間違いだろう

  • 英国は厳しい財政や新型コロナ変異株の感染拡大という問題に直面
  • 時期尚早の引き締めリスク、一時的なインフレ加速のリスク上回る

イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会(MPC)のハスケル委員は、英国は厳しい財政状況や新型コロナウイルス変異株の感染拡大という問題に直面していると述べ、今のところ景気刺激策の縮小には引き続き反対する考えを示唆した。

  ハスケル氏の見解は、来月の政策会合でMPCメンバー内の意見の対立が浮き彫りになる可能性が高いことを示している。MPCは2%の目標値を大幅に上回ったインフレ率について対応を話し合う。MPCメンバーの2人は先週、債券購入プログラムの縮小を検討する必要があるとの見方を示していた。

  ハスケル氏はここ数カ月間はハト派寄りで、経済への投資拡大や生産性向上が新型コロナのパンデミック(世界的大流行)がもたらした傷を抑えている可能性があると認めた。その上で、英国は依然として変異株の感染急拡大によるリスクがあると指摘、これまで享受してきた成長の大半は政府の支援措置によって押し上げられたもので、その支援策も解消されつつあると述べた。

  同氏は19日公表された講演原稿で、「短期的には、時期尚早な金融引き締めが景気回復を損ねるリスクは、一時的に目標を上回るインフレが引き起こすリスクを上回っている」として、「当面は金融政策の引き締めは適切ではないというのが個人的な見解だ」と述べた。

原題:BOE’s Haskel Says It Would Be a Mistake to Tighten Policy Now(抜粋)

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