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日本株5日続落、デルタ株拡大で景気への楽観後退-電機や自動車安い

更新日時

東京株式相場は5営業日続落。新型コロナウイルスのデルタ変異株が世界的に感染拡大し景気先行きへの楽観が後退、リスク回避の動きが強まった。米長期金利が2月以来の低水準となり、銀行などの金融株が下落。電機や機械、自動車や商社などの外需関連などを中心に幅広い業種が売られた。

  • TOPIXの終値は前日比18.24ポイント(1%)安の1888.89
  • 日経平均株価は264円58銭(1%)安の2万7388円16銭-年初来高値から1割超える下落で調整局面入り
TOPIXの推移

市場関係者の見方

アセットマネジメントOneの淺岡均シニアストラテジスト

  • きょうの日本株の下げは米国株に比べると抑制されている。今後、企業決算もあり、もともと出遅れているので今さら下げる理由もない。リスクオフになったわりには為替も1ドル=109円台を維持している
  • 米国金利が1.2%を割れて下がり落ち着きどころがみえない。ワクチン接種が一巡した米英で重症者・死亡者数が増えていくなら世界景気の再後退を織り込む話も出てくる可能性はあるが、今の状況で抑制されるなら景気回復継続シナリオが否定されるのは時期早尚

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘チーフ投資ストラテジスト

  • 出遅れていた日本株もワクチン接種が進めば巻き返せるという期待がデルタ株のまん延でシナリオが大きく書き換えられ、景気や企業業績の回復が相当後ずれする可能性が出てきており、株価が織り込み始めた
  • 東京五輪が今週末始まり世界中から数万人の選手や関係者が集結し一段と感染が拡大するリスクがある
  • 東南アジアのウイルス感染拡大でASEAN全体の成長率に下方修正リスクがある。日系企業は駐在員を帰国させているため工場の稼働率も落ちており、東南アジア展開している日本企業に影響が出てくる可能性がある

東証33業種

下落率上位鉱業、不動産、非鉄金属、石油・石炭製品、空運、鉄鋼、金属製品
上昇業種精密機器、食料品

背景

  • 新型コロナ】ワクチン接種「懇願」とファウチ氏、英に渡航中止勧告
  • ビットコインが下落再開、節目の3万ドルに再び接近
  • 米国株は大幅続落、素材や金融中心に売り-ダウ725ドル安
  • 米国債は上昇、10年債利回り1.19%-10ベーシスポイント低下し2月以来の低水準
  • ニューヨーク原油先物は7.5%安の1バレル=66.42ドル
  • ドル・円相場は1ドル=109円台半ばで推移、前日の日本株終値時点は109円95銭
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