コンテンツにスキップする

世界の景気回復、失望もたらす公算も-モルガンSのシャルマ氏

  • 中国のテクノロジー分野締め付けや米消費者の動向が2つのリスク
  • 好景気見込むコンセンサスは下振れリスク見落としている可能性

中国規制当局によるテクノロジー分野の締め付けや米消費者が支出より貯蓄に資金を振り向ける可能性が世界景気回復の2つのリスクだと、モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメントの新興市場責任者兼チーフ・グローバル・ストラテジスト、ルチル・シャルマ氏は指摘した。

  2016年出版の「シャルマの未来予測・これから成長する国・沈む国」(原題ザ・ライズ・アンド・フォール・オブ・ネーションズ)などのベストセラーの著者であるシャルマ氏は世界的な不況を予測しているわけではない。

  ただ、力強い好景気を見込むコンセンサスは、予想より早期の失速につながりかねない下振れリスクを見落としている可能性を警告している。同氏の最新作は「ザ・10ルールズ・オブ・サクセスフル・ネーションズ」(原題)。

Morgan Stanley Investment Chief Global Strategist Ruchir Sharma Interview

ルチル・シャルマ氏

  シャルマ氏はインタビューで、新興市場では新型コロナウイルスのワクチン普及加速に伴い景気が良くなるため、世界の景気回復が進む余地はあると依然感じており、まだピークに達していないとみていると述べた。

  だが、世界経済の二大エンジンは考えられているほど力強くない公算があり、その結果、現在のコンセンサスよりもはるかに速いペースで景気がピークに達する恐れがあると指摘。世界的な好景気が実現するとの現在のコンセンサスは極めて強いとし、こうした一般的な通念のどこに不備があるのかを調べていると語った。

原題:
Global Growth Boom May Disappoint, Morgan Stanley’s Sharma Warns(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE