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【新型コロナ】英の新規感染者、イングランドの規制解除直前に急増

更新日時
  • 米でも週間ベースの感染が増加-17歳ガウフ選手、東京五輪欠場
  • 豪シドニーでは感染件数高止まり、建設作業中断も

英国では19日にイングランドの新型コロナウイルス関連規制が解除される。経済の全面的な再開を祝う日になるはずだったが、米ジョンズ・ホプキンズ大学の集計データによれば、英国の新規感染者数は17日に5万4000人余り増えたのに続き、18日も4万7600人余り増加。現在のパンデミック(世界的大流行)中心地であるインドネシアを上回る伸びで、世界で最も大きく増えている。

  感染者と接触したジョンソン首相とスナク財務相は当初、自主隔離しない方針を示していたが、世論の強い反発を受け、一転して隔離に同意した。両氏は、コロナ検査で陽性と判定されたと17日に公表したジャビド保健相と会合を行っていた。

ジョンソン英首相が自主隔離、保健相の陽性で-世論の猛反発受け翻意

ジョンソン英首相はコロナ感染者と接触したことを踏まえ、自主隔離することを明らかにした。

Daybreak: Australia.” (Source: Bloomberg)

  米国では新たなコロナ感染者が18日までの1週間で60%余り増えた。全世界の16%を上回る伸びとなった。東南アジアではシンガポールの新規感染件数が11カ月ぶり高水準に達するなど、感染の新たな波に見舞われている。

  インドネシアは1日当たりの感染件数がインドとブラジルを上回り、コロナ感染の新たな震源地となっている。感染力の強いデルタ変異株が広がっている。

  ジョンズ・ホプキンズ大とブルームバーグの集計データによると、世界の新型コロナ感染者数は1億9040万人、死者数は408万人をそれぞれ超えた。ブルームバーグのワクチントラッカーによれば、世界のワクチン接種は計36億2000万回を上回った。

  オーストラリアのシドニーでは、コロナの新規感染者が連日100人を超えるなど高止まり状態が続いている。デルタ株の広がりを抑えるため、建設現場では作業中断を余儀なくされている。

  タイで19日に新たに1万1784人の感染が報告され、1日当たりの新規感染としてはパンデミック発生以降で最多となった。累計では41万5170人。

  ドイツのアルトマイヤー経済・エネルギー相は、さらなるロックダウンの可能性を否定。大規模イベントについては接種を済ませた人やコロナから回復した人に限定したいとの考えを示した。  

  女子テニスの東京五輪米国代表メンバーに選出されたコリ・ガウフ選手(17)がコロナ検査で陽性となり、代表から外れることとなった。同選手は世界ランキング25位。開幕まで1週間を切った東京五輪が直面する困難な状況があらためて浮き彫りとなった。

  トランプ前政権で食品医薬品局(FDA)長官を務めたスコット・ゴットリーブ氏は、インドで最初に確認されたデルタ株の米国内感染者数は実際よりも低く集計されている可能性があるとの見解を示した。

  クロブシャー米上院議員(民主)はソーシャルメディア・プラットフォームについて、コロナワクチンに関する偽情報拡散の責任を問われるべきだとの考えを示した。18日放映のCNNの番組「ステート・オブ・ザ・ユニオン」で語った。

  バイデン米大統領は16日、国民にワクチン接種を思いとどまらせるような誤った情報の拡散を許すことでソーシャルメディア(SNS)が「人々を殺している」と異例の強い調子で批判。これを受けフェイスブックが反論していた。

米大統領「人々を殺している」とSNS批判-ワクチン誤情報拡散巡り

原題:U.K. Cases Soar Most in the World; SE Asia Reels: Virus Update(抜粋)

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