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米独首脳、ロシアの影響力抑制で一致-天然ガスパイプライン計画巡り

バイデン米大統領は15日、ロシアが自国とドイツを結ぶ海底ガスパイプライン「ノルドストリーム2」を利用して近隣諸国を脅かすのを許容しないことでメルケル首相と一致したと明らかにした。ただ、両首脳は同プロジェクトを巡る意見の相違が続いていることも認めている。

  メルケル首相は通訳を通じ、ウクライナを経由しない同プロジェクトに関して米国とは「見解が異なる」と指摘し、「ウクライナは依然天然ガスの経由国だ」との認識を示した。

  バイデン大統領は「ノルドストリーム2に関する懸念をあらためて表明した」とした上で、「ロシアが近隣諸国を支配・脅迫する武器としてエネルギーを利用するのを容認してはならないとの認識でメルケル首相と完全に一致している」と語った。

  米国は欧州のエネルギー自立を脅かすとしてパイプライン計画に反対しており、関与する企業などに複数の制裁を課してきた。一方、ドイツは自国への燃料供給の幅が広がるとして、プロジェクトを引き続き支持している。

  110億ドル(約1兆2000億円)規模の同プロジェクトは来月末までの完了が見込まれている。 

原題:
Merkel, Biden Differ on Pipeline, Agree to Limit Russian Clout(抜粋)

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