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英中銀で金融緩和縮小巡る議論が活発化、来月にもと一部委員

  • ソーンダース氏とラムスデン氏、金融緩和縮小に前向きな発言
  • 8月会合では少なくとも数人が緩和策据え置きに反対票か-BE

英国の予想外のインフレ高進と記録的な雇用増加で、イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会(MPC)の一部メンバーは金融緩和を解除すべき時が急速に近づいており、来月にもその可能性があると考え始めている。

  ここ2日間のデータで、インフレ率は2カ月連続で英中銀の目標である2%を上回り、企業は統計開始以来最速のペースで採用を進め、賃金を押し上げていることが明らかになった。

  英中銀MPCメンバーの2人は、金融緩和策の縮小が必要かもしれないとの認識を示した。これが引き金となり、トレーダーは今や英中銀が米当局よりもおよそ1年早く利上げに踏み切ると見込んでいる。

U.K. inflation climbed further above the Bank of England's 2% target in June

  MPCの外部メンバーで元シティグループエコノミストのソーンダース氏は15日、「1-2カ月のうちに」債券購入プログラムの縮小を検討すべきだと述べた。MPCでの自身の投票行動には触れなかった。

  前日にはラムスデン副総裁が「以前に自身が考えていたよりもやや早く、金融引き締めを検討する条件がそろうと予見できる」と語った。

英中銀ソーンダース氏、「1-2カ月のうちに」刺激策縮小の検討も

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  2人は6月の会合でいずれも、債券購入プログラムの据え置きを支持していた。反対票を投じたのは同月末でチーフエコノミストを退任したアンディー・ホールデン氏だけだった。

  ブルームバーグ・エコノミクスのシニアエコノミスト、ダン・ハンソン氏は「大きな変化だ」と指摘。「ソーンダース氏を先頭に、過去にMPCの政策変更が起きたことも注目に値する。最低でも、8月は数人のタカ派が据え置きへの反対票を投じることになりそうだ」と続けた。

英中銀総裁、物価動向巡る判断急がず-インフレ軽視の指摘には違和感

原題:
BOE Steps Up Debate About Cutting Stimulus as Soon as Next Month(抜粋)

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