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ECBビスコ氏、尚早なテーパリング回避を-インフレ目標へ決意示せ

更新日時
  • ユーロ圏経済にはまだかなりのたるみがある
  • インフレ目標達成の「決意を強く示す必要がある」

欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのビスコ・イタリア中銀総裁は15日、ECBがインフレ目標達成に真剣であることを投資家に示すために、尚早なテーパリング(資産購入の段階的縮小)を避ける必要があると警鐘を鳴らした。 

  同総裁はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「われわれがあるべき状態に戻ったと確信が持てるまでは、テーパリングを避けなければなければならない」と述べた。インフレ目標達成の「決意を強く示す必要がある」と論じた。

ECB政策委員会メンバーのビスコ・イタリア中銀総裁が語る

  

  ECBは22日に政策判断を発表する。物価上昇率が一時的に2%を上回ることを容認する新たなインフレ目標に合わせ、政策金利や債券購入プログラム、その他の政策手段について、声明の表現をどう調整するか決める必要がある。

  ビスコ氏は「金融政策の引き締めはずっと先のことになると思う」と述べた。ユーロ圏経済にはまだ「かなりのたるみ」があり、新型コロナウイルス感染再拡大のリスクもあると指摘した。

  一方で、ECBはパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)を、現在設定されている終了期日である2022年3月から延長する可能性について話し合っていないとも述べた。

  シュナーベル理事は14日、ユーロ圏のインフレ率は予想より早く目標に達する可能性があるとの見方を示した。

ユーロ圏のインフレ、意外に早く目標達成も-ECBシュナーベル氏

原題:ECB’s Visco: Don’t Expect Policy to Be Tightened for a Long Time(抜粋)

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