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きょうの国内市況(7月15日):株式、債券、為替市場

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●日本株続落、感染拡大のリスク回避や円高懸念-東証1部の84%下落

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  東京株式相場は続落。国内の新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからない中でリスク回避ムードが強まった。米長期金利の低下を受けて外国為替市場では円相場が強含んで推移し、自動車や精密機器など輸出関連が安い。陸運や鉱業、電気・ガスなども下落し、幅広い業種が値下がりした。東証1部の値下がり銘柄数は全体の約84%を占めた。

  • TOPIXの終値は前日比23.55ポイント(1.2%)安の1939.61
  • 日経平均株価は329円40銭(1.2%)安の2万8279円09銭

ピクテ投信の糸島孝俊ストラテジスト

  • 五輪開催を控えて新型コロナウイルスの感染が一段と拡大するリスクなどがあるため、海外投資家などにとって日本株を積極的に買う理由が乏しい
  • 材料不足で様子見姿勢が強い中で戻り売りが引き続き主体となっている。出来高が少なく短期筋が中心の売買になり、株式指数は上下に振れやすい状況

東証33業種

下落率上位鉱業、陸運、その他金融、電気・ガス、精密機器、金属製品、医薬品
上昇率上位鉄鋼

●超長期債中心に上昇、FRB議長証言で米長期金利低下ーフラット化

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  債券相場は超長期債を中心に上昇。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を受けて米国の長期金利が大幅に低下したことに加え、10年債利回りがゼロ%に接近したことで、相対的に利回り水準が高い超長期ゾーンに買い圧力が掛かった。利回り曲線はフラット(平たん)化した。

  • 新発20年債利回りは前日比2ベーシスポイント(bp)低い0.38%と、昨年12月以来の低水準
  • 新発30年債利回りは一時3bp低い0.635%と、5月以来の水準に低下
  • 新発10年債利回りは0.5bp低い0.01%
  • 長期国債先物9月物の終値は4銭高の152円34銭。米長期金利低下の流れを引き継いで買いが先行し、朝方に152円42銭まで上昇した後は、徐々に上げ幅を縮小した

SMBC日興証券の奥村任ストラテジスト

  • きのうの米長期金利の低下は、パウエル議長発言はあくまできっかけにすぎず、根底には財政マネーに伴う米銀中心の膨大な金余りで債券需要が強いことがある
  • 10年債がゼロ%接近で上値が重くなる一方、20年債金利は0.4%を割り込んでおり、相対的に金利低下余地がある超長期ゾーンが買われてブルフラット化した
  • 20年債は10-20年金利格差の拡大を背景とした割安感と、やはり10年債よりも買い進めやすかった
  • 先週の対内中長期債投資が過去最大の買い越しとなり、カーブ形状から先物周辺の買いや、5年や30年債の入札でも外国人の買いが膨らんだ可能性がある

流動性供給入札

  • 対象は残存期間1年超5年以下
  • 最大利回り格差がマイナス0.002%、平均利回り格差はマイナス0.005%
  • 応札倍率は4.83倍と、同年限の前回入札の4.53倍を上回る

●ドル・円続落、早期の緩和縮小観測後退で米金利低下-株安も重し

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  東京外国為替市場のドル・円相場は続落。前日のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を受けて早期のテーパリング(債券購入の段階的縮小)観測が後退する中、米長期金利が低下。軟調な株価や原油安を背景にクロス円(ドル以外の対円相場)中心に円買いが先行したことも、ドル・円の重しとなった。

  • ドル・円は午後3時12分現在、前日比0.2%安の1ドル=109円77銭。110円03銭を高値に一時109円75銭まで軟化
  • ブルームバーグ・ドルスポット指数はほぼ変わらず。前日は0.5%低下
  • 円はスイスフラン以外の主要通貨に対して上昇。対オーストラリアドルでは一時0.5%円高の1豪ドル=81円88銭

三菱UFJ銀行の丸山元気上席調査役(ニューヨーク在勤)

  • パウエル議長証言でインフレでなく景気・雇用を重視することが明確になったので、ジャクソンホールまでテーパリングの議論がこれ以上進むことはないとの受け止めで、ドル・円もしばらく上がりにくくなった印象
  • 東京市場もここからドルを買っていく理由を見つけにくく、少し上値が重くなってもおかしくない
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