コンテンツにスキップする

海外投資家の対内中長期債投資、週間ベースで過去最大の買い越し

財務省が15日に発表した対外・対内証券売買契約等(指定報告期間ベース)によると、海外投資家は7月10日までの1週間の対内中長期債投資で2兆5678億円の買い越しと、統計でさかのぼることができる2005年以降で最大となった。新型コロナウイルスの感染再拡大で世界経済の先行きに不透明感が広がる中、米国の長期金利低下が進み、一部の資金が円債投資に向かった。

  三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊シニア債券ストラテジストは、「米長期金利が1.2%台に突っ込んだ週なので、世界的な金利低下観測の中で、相場観をもった買いが膨らんだ感じだ」と指摘。「先物主導で相場が上昇した週なので、一部の金利先高観がはく落する過程での買い、もしくは買い戻しが活発化した可能性がある」との見方を示した。

海外投資家の対内中長期債投資

  米国債市場では、長期金利が8日に一時1.24%台と5カ月ぶり水準に低下。世界の新型コロナウイルスの感染拡大を背景に米景気回復が鈍るとの観測を背景にリスク回避の債券買いが優勢となった。

  一方、国内投資家による海外中長期債への投資は3週連続の売り越しで、売越額は1兆2178億円だった。米金利低下を受けて売りが膨らんだ。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE