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米国の薬物過剰摂取による死者数、昨年は過去最多-コロナ禍で悪化

  • 2020年は約30%増の9万3331人-1日平均256人
  • 死亡者の約4分の3はオピオイドを過剰摂取

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米国での薬物過剰摂取による死者数は新型コロナウイルス禍の2020年に約30%増加し、過去最多の9万3331人となった。米疾病対策センター(CDC)のデータで明らかになった。

  CDCの米保健統計センターが14日公表したデータによると、死者数は19年から2万1000人余り増加。1日平均256人が死亡したことになる。1999年以降、薬物過剰摂取による死者数は450%増となった。

U.S. Drug Overdose Deaths at Record Level

Two years after seeing a decline, drug overdoses soared in 2020

Source: National Center for Health Statistics, National Vital Statistics System, Mortality.

  こうした数字は、隔離措置による孤独をきっかけとしたメンタルヘルスの問題など、コロナ禍が他の健康問題をいかに悪化させたかを浮き彫りにするものだ。自殺未遂の件数も増えている。

  薬物乱用危機は、コロナを誘因とするロックダウン(都市封鎖)措置やリセッション(景気後退)で深刻化した可能性が高い。多くの労働者が職を失い、クリニックやカウンセリングといった支援サービスは営業停止あるいはオンラインのみで対応可能な状況となった。

  CDCによれば、昨年の薬物過剰摂取による死亡の約4分の3は処方鎮痛剤を含むオピオイドが原因。その数は6万9710人で、前年から1万8000人近く増えた。

原題:
U.S. Had Most Drug Overdose Deaths on Record in 2020, CDC Says(抜粋)

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