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キャシー・ウッド氏、中国ハイテク株売却- 「評価リセット」警告

更新日時
  • アーク・イノベーションETFの中国株の比率が1%未満に低下
  • 「バリュエーションがリセットされた」-ウェブセミナーで語る

中国当局によるテクノロジー業界への取り締まりが強まる中、キャシー・ウッド氏のアーク・インベストメント・マネジメントは同国のハイテク株を売却している。同社の上場投資信託(ETF)の一つでは、関連セクターへの配分がデータでさかのぼれる範囲で最低となったほどだ。

  旗艦ファンドのアーク・イノベーションETFの中国株の比率は2月の8%から1%未満に低下した。アーク次世代インターネットETFでは5.4%と、月末の数値との比較でブルームバーグがデータ収集を開始した2014年10月以降で最低。フィンテックETFでは約18%と、ほぼ変わらず。

  アーク創業者で最高経営責任者(CEO)のウッド氏は13日、投資家との月例ウェブセミナーで中国の大手テクノロジー企業の見通しに関する質問を受け「バリュエーションがリセットされたと思う」と述べた。「バリュエーションの観点から言って、これらの銘柄は下落したし、恐らく下がったままになるだろう」と語った。

Key Speakers At The Sooner Than You Think Technology Conference

、キャシー・ウッド氏

  中国当局はテクノロジー業界のデータ収集や本土外での上場について取り締まりを強化しており、テーマ投資で知られるアークによる売却は、関連セクターの魅力がいかに薄れているかを浮き彫りにする。中国のインターネット関連株の指数は2月半ば以降に時価総額1兆ドル(約111兆円)余りを失った後、ここ数日は反発したが、多くの投資家は底値を付けたと言えるのか不安な状況だ。

  アークの中国ハイテク株への投資配分低下は、テンセント・ホールディングス(騰訊)など代表的銘柄の持ち分削減とこれらの銘柄の値下がりの両方が理由。アークの担当者は保有株についてコメントを控えた。

  ただ、アークでアジア・イノベーション担当アナリストを務める崔宇龍氏は、同社はそれでも保有している中国の大手テクノロジー株の見通しや5年後の目標株価を変更していないと述べた。規制の変更がほとんどの場合、事業に根本的な観点での影響を与えていないためだと説明した。

原題:Cathie Wood Sells China Tech Stocks, Warning of Valuation Reset、Cathie Wood Sees a ‘Valuation Reset’ for Chinese Tech Stocks(抜粋)

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