コンテンツにスキップする

JPモルガンとゴールドマン、富裕層顧客が救い-融資の伸び滞る中

  • 4-6月富裕層向け融資はJPモルガン21%増、ゴールドマン43%増
  • 年末から来年にかけて融資が伸びると楽観-JPモルガンCFO

米国の大手銀各行が融資の好調な伸びを取り戻せずにいる中、顧客クラスの中で唯一、融資が伸びているのは富裕層だ。

  JPモルガン・チェースゴールドマン・サックス・グループは、他の顧客の借り入れがなお停滞する中でも富裕層の借り入れが4-6月(第2四半期)に大幅に増加したと明らかにした。

  JPモルガンの13日の発表資料によると、同行の資産運用・ウェルスマネジメント部門の4-6月の平均融資残高は前年同期比21%増加。一方、富裕層以外の顧客を対象とするコンシューマー部門の融資残高は同3%減少した。ゴールドマンのウェルスマネジメント部門の融資残高も43%増えた。

  JPモルガン資産運用・ウェルスマネジメント部門の責任者、メアリー・アードーズ氏は6月のドイツ銀行主催の銀行業界会合で、「業界は最近のローンの伸びに関して苦戦している」と述べる一方で、「プライベートバンクは例外だ。当行で引き続き極めて順調に伸びている一分野だ」と指摘した。

  米政府は景気刺激プログラムを通じ、新型コロナウイルス禍で打撃を受けた消費者の支援で多額の資金を投入。この政策が新規ローン需要の後退につながった。ただJPモルガンは、景気が回復する中で個人消費が拡大し、これが借り入れを後押しすると予想している。

  同行のジェレミー・バーナム最高財務責任者(CFO)は13日の決算発表の際、「融資の伸びの見通しが問題なのは明らかだ」とした上で、「われわれは現在の支出傾向が年末から来年にかけて融資の伸び回復につながると非常に楽観している」と語った。

原題:JPMorgan, Goldman Find Loan-Growth Oasis Among Wealthy Clients(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE