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英中銀、銀行の配当制限を全面的に即時解除-大手行の増配可能に

更新日時
  • 昨年12月に緩和した後も四半期利益の約25%という制限を課していた
  • 大手行の配当制限解除はFRBに続くものだが、ECBはより慎重

イングランド銀行(英中央銀行)は13日、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)の渦中に銀行に課した配当制限を全面的に解除したと発表した。

  配当制限は金融機関が深刻な損失を間違いなく乗り切れるよう課されたが、HSBCホールディングスやバークレイズ、スタンダードチャータードを含む上位行は、今後増配が可能になる。望み通りに支払いを再開する十分な資本を銀行業界が備えていると英中銀は判断した。

  英中銀の健全性監督機構(PRA)は声明で、「2020年通期業績との対比で配当の適正水準を決定するよう銀行の取締役会に求めた異例のガードレールはもはや必要でないと判断し、即時解除した」と説明した。

  英中銀は実質的な配当停止を昨年12月に緩和した後も四半期利益の約25%という制限を継続し、21年度の配当は可能だが支払いはできないとしていた。

  大手金融機関の配当制限解除は、米連邦準備制度理事会(FRB)の決定に続くものだが、9月末まで制限を継続する欧州中央銀行(ECB)はより慎重なアプローチを取る。ECBの監督理事会メンバー、スペイン銀行(中銀)のデルガド副総裁は12日、ユーロ圏の銀行配当制限が解除される「可能性が最も高い」今年後半の段階で、過度の配当支払いを確実に防ぐ措置を取ることも可能だと語っていた。

ECB、過度の銀行配当抑制する手段を準備-制限解除後も増配望み薄

原題:U.K. Banks Freed From BOE’s Pandemic Dividend Restrictions(抜粋)

(PRAの発表内容などを追加して更新します)
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