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ウォール街、LIBOR停止秒読みで当局介入を想定-CLOにも不安

  • 直接の圧力不在が米国での移行期限達成の最大の障害の一つとの見方
  • CLO投資家の間でベーシスリスクの可能性への不安が高まっている

国際的な指標金利であるロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の一部ドル建てを除く公表停止まで半年を切った。適切なタイミングで移行を確実に行うため、米規制・監督当局が市場への圧力を強めざるを得ない可能性についてアナリストや投資家は考えている。

  年末の公表停止以降、金融機関はLIBORに連動する新規契約の開始が認められない。移行プロセス加速のため当局が必要に応じてどのような手段を講じるかが未解決の問題の一つだ。

  経営コンサルタント会社シア・パートナーズが今月まとめた調査結果によれば、規制・監督当局からの直接の圧力不在が、米国での移行期限達成の最大の障害の一つだったと調査参加者の意見がおおむね一致した。

  米連邦準備制度理事会(FRB)が支持する担保付翌日物調達金利(SOFR)以外の代替参照金利の利用、LIBOR停止のタイムラインの両方に関する相反するメッセージにも参加者は言及した。

  シア・パートナーズのブラッドリー・ジフ氏によると、規制・監督当局はLIBOR停止に「裁量の余地はない」とますます銀行に念押しし、SOFR利用に向け自由に使える必要手段をエンドユーザーに保証するのではないかと一部の回答者は予想する。

  消極的な金融機関との直接協議や、打開できないケースでは資本上積みといった懲罰的アプローチも考え得るが、可能性は高くないという。

  LIBORに連動するローン担保証券 (CLO)は、異なる参照金利をベースとするレバレッジドローンで構成される傾向が強く、CLO市場の一部投資家の間では、(連動性の高い金融商品間の乖離による)ベーシスリスクの可能性への不安が高まっている。

原題:Libor Countdown: Wall Street Weighs More Regulatory Arm Twisting(抜粋)

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