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米銀大手3行の業績押し上げへ、貸倒引当金戻入額は計10億ドルか

更新日時
  • JPモルガンとBofA、ウェルズFは4-6月決算を今週発表
  • ウェルズFは貸倒引当金5.45億ドル戻し入れへ、シティは積み増しか

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新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が米消費者の信用の質に及ぼす影響を巡る最悪の懸念は現実にならなかったが、それは米国の3大銀行の間で計10億ドル(約1100億円)規模の思わぬ利益を意味する可能性がある。

  これはJPモルガン・チェースバンク・オブ・アメリカ(BofA)、ウェルズ・ファーゴの3行が今週の4-6月(第2四半期)決算発表で明らかにするとアナリストが予想する貸倒引当金戻入額の合計だ。

  2020年のパンデミック発生時に米銀大手6行は350億ドル余りの貸倒引当金を計上したが、その後銀行業界が引当金を正常な水準に戻しつつある兆候でもある。

Less Whiplash

Loan-loss provisions seen returning to normal with no soured-loan deluge

Source: Data compiled by Bloomberg

Note: Figures for 2Q 2021 are analysts' estimates

  アナリスト予想では、ウェルズ・ファーゴは不必要な貸倒引当金約5億4500万ドルを戻し入れる見通しで、3行では最大となる見込み。BofAは2億7400万ドルの見通し。両行は1-3月(第1四半期)にそれぞれ10億ドル余りを戻し入れていた。

  1-3月に貸倒引当金を40億ドル余り減らしたJPモルガンは、4-6月期に2億3900万ドルの戻し入れが見込まれている。

  一方でシティグループは、貸倒引当金を4-6月期に約3億2300万ドル積み増したと発表するとアナリストらは予想している。同行は1-3月期に21億ドル減らしていた。

原題:Three U.S. Banks Seen Splitting $1 Billion Reserve-Release Boon(抜粋)

(シティの見通しを追加して更新します)
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