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英首相、新型コロナ感染への警戒継続要請へ-制限解除控え

  • 12日の首相会見で事実上全ての行動制限を19日に解除する方針確認へ
  • 労働党は英政府がマスク着用巡り混乱引き起こすと批判

ジョンソン英首相はイングランドに残る新型コロナウイルス関連行動制限を事実上すべて解除する準備を進める一方で、市民に警戒を怠らないように警告する見通しだ。

  首相は12日の記者会見で、屋内でのマスク着用義務など強制的行動制限の今月19日の終了を確認すると広く予想されている。その上で首相は、制限解除が新たな感染急増を引き起こす可能性も警告し、感染を管理可能なレベルに抑制できるよう今後数週間は市民が「すべての責任を負う」必要があると発言する見込み。首相府が電子メールで明らかにした。

U.K. Prime Minister Johnson Meets German Chancellor Merkel on Her Final U.K. Visit

ジョンソン英首相(7月2日)

  同首相の慎重なトーンは、行動制限を解除する「自由の日」が19日に迫る中、閣僚の間で最近広がる楽観論とは対照的だ。感染力の高いデルタ変異株の流行で過去1週間に感染者数は急増し、入院件数も増えている。

矛盾する見解

  最大野党労働党は、特にマスク着用などの観点から政府が新型コロナ対策のルールで混乱を招いていると批判している。ザハウィ・ワクチン展開担当相はBBCテレビに対し、12日発表の新指針に屋内でのマスク着用継続への「期待」が含まれると述べた。ジャビド保健相も11日付の英紙サンデー・テレグラフに対し、屋内の混雑した環境でマスクを着用しない人々は「無責任であり、責任ある市民としての役割を果たしていない」と語った。

  影の保健相ジョナサン・アッシュワース氏は発表文で、マスク着用を引き続き義務とすべきだと述べ、「感染が1日10万人に向かいつつある中でマスク着用義務を解除する計画を実行するジョンソン政権も同様に無責任だろう」と指摘した。

原題:
U.K.’s Johnson to Urge Caution as Covid Restrictions Are Lifted(抜粋)

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