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リフレ取引、諦めるのは性急か-米国債はイベント控え高騰が小休止も

  • デルタ変異株の感染拡大がショートポジション解消を促した
  • 今週は1200億ドルの米国債入札のほかCPI発表とFRB議長証言も

米国債相場の過去1年で最も激しい高騰は、目先一服する可能性が高い。市場の方向性を左右しかねない幾つかの重要イベントを控え、リフレトレードを性急に諦めてよいかトレーダーに見直す機会が与えられる。

  米国の10年国債利回りは過去2週間のうちに約20ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し、1.36%を付けた。新型コロナウイルスのデルタ株感染拡大がショートポジション解消を促したことも一因だ。

  市場はわずか数カ月前は10年国債利回りの2%突破をうかがう状況だったが、今は1%に向かう可能性を探っている。

  トレーダーによれば、米国債相場の小休止には確かな理由が存在する。今週は12日の3年債と10年債、13日の30年債を合わせて総額1200億ドル(約13兆2000億円)の米国債入札が予定され、13日には6月の米消費者物価指数(CPI)が発表される。14日はパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が下院金融委員会の公聴会で証言する。

  さらにオプション市場では先週、米国債相場の上昇(利回り低下)に備えるコールオプション(買う権利)の価格が、相場下落(利回り上昇)に備えるプットオプション(売る権利)より高くなった。

  メープル・キャピタル・マネジメントのポートフォリオマネジャー、デービッド・ブラウンリー氏は「1%へのハードランの可能性は残るが、この週はインフレデータ発表に加え、利回り曲線終点の供給を含む入札も予定されており、フェード(後退)の好機だとわれわれは考えている」と説明した。

Decline in 10-year yield halts at 200-DMA

原題:Biggest Bond Rally in a Year Stalls With Short Wagers Washed Out(抜粋)

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