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日本株は大幅反発、米長期金利上昇で心理改善-東証1部の9割が上昇

更新日時

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東京株式相場は大幅反発。景気減速懸念で低下していた米長期金利が上昇し、投資家の心理が改善した。機械などの輸出関連、化学などの素材株が高く、金利上昇が業績にプラスに働く銀行や保険など金融株にも買いが入った。東証1部の値上がり銘柄数は全体の9割を超え、幅広く上昇した。

  • TOPIXの終値は前営業日比40.95ポイント(2.1%)高の1953.33
  • 日経平均株価は628円60銭(2.3%)高の2万8569円02銭
TOPIXの推移

市場関係者の見方

T&Dアセットマネジメントの浪岡宏チーフ・ストラテジスト

  • 米国経済の先行き懸念を映した米長期金利の低下は杞憂(きゆう)だった。先週末の安川電機の決算は素直に好感持てる内容で、今後発表の続く企業業績にも期待が波及していく可能性はある
  • 機械受注はしっかり増加して基調判断を上方修正したのは評価できる
  • 中国の預金準備率の引き下げは悪く捉えれば経済の懸念も出るが、インフラ投資の報道があったほか、15日発表の中国4-6月国内総生産(GDP)が悪い内容なら政府が対応するという期待も出て中国株は上昇、中国関連株にもプラス

三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジスト

  • 五輪の無観客開催の方針で、とりあえずコロナ感染リスクは低くなり少し安心感が出た。緊急事態宣言が発令されたので、変異株には注意が必要だが新規感染者数は落ち着くだろう
  • ただ、上値が重い状態は続くと思う。日経平均の下値は200日移動平均線でいったんサポートされたが、戻りは25日線の2万8700円程度で、75日線の2万9000円前後には一気にはなかなか難しい
  • 2万9000円を上回るには、今月下旬から本格化する決算発表で、業績に力強さを確認すれば1つの手掛かりになりそうだ
上昇率上位機械、金属製品、電機、倉庫・運輸、建設、非鉄金属、サービス
下落業種海運、空運

背景

  • FRB、経済の回復完了まで「強力な支援」継続-金融政策報告
  • 中国人民銀、緩和姿勢に転換-予想超える幅で預金準備率引き下げ
  • 9日の米国株は反発、S&P500は金融銘柄中心に上昇し1.1%高
  • 米国10年債利回りは1.36%と7ベーシスポイント(bp)上昇
  • 機械受注は3カ月連続増、「持ち直しの動き」に上方修正-5月
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