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ボーイング737MAX、中国での検証飛行に向けて前進-関係者

  • 中国当局が試験フライト実施にオープンな姿勢を示唆
  • 2年余り続く運航停止措置の解除に向けた一歩か

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中国の航空当局は、ボーイング737MAXの試験フライト実施にオープンな姿勢を示唆した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにしたもので、2年余り続いている運航停止措置の解除に向けた一歩となる。

  中国でのMAXの検証飛行について詳細はまだまとまっていないが、こうした協議は長期にわたる行き詰まり状態の打開に向けた前進の兆しだと関係者らは指摘した。協議の非公開を理由に匿名で語った。関係者1人によれば、ボーイングは当局者との話し合いのため7月下旬に約35人のパイロットとエンジニアから成る代表団を派遣する準備をしている。数週間の隔離期間を経ることになる。

  検証飛行が行われても、中国の航空当局が作業を終えて運航停止措置を解除するまでは、それからさらに何カ月もかかる可能性がある。貿易を巡る米国と中国の緊張高まりに歯止めがかからない場合、長引く恐れが特に強くなる。

  中国当局は、設計の変更や新たなパイロット訓練、2件の墜落事故の原因などMAXに関する「重大な懸念」を抱いていると3月に述べていたが、再設計の評価や認証作業に米欧カナダ当局よりもかなり長い時間をかけている理由についてはほとんど何も明らかにしていない。MAXは既に170カ国余りで運航再開が認められており、中国当局の審査長期化の背景には政治的要因があるとの思惑を呼んでいる。

  このニュースを受け、ボーイングの株価はプラスに転じ、2.15%高の236.77ドルで8日の取引を終えた。ただ、エチオピアでの墜落でMAXが全世界で運航停止になる直前の2019年3月1日に記録した高値446.01ドルをなお下回っている。

  協議に詳しい別の関係者によると、中国当局はMAXのシミュレーター試験の実施について話し合っている。実際のフライトの見通しについては言及を控えた。

  中国民用航空局の報道官は、MAXの運航再開に向けた進展について最新情報はないとコメントした。

原題:Boeing Max Edges Toward China Return as Test Flights Near (1)(抜粋)

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