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米航空株が弱気相場水準に接近、新型コロナの変異株拡大を懸念

  • ARCA航空株指数は3月の高値からの下落率が20%に迫る
  • 東京五輪は1都3県で無観客開催決定、リフレトレードに水差す

旅行者数の増加を受けて航空会社株など経済再開関連銘柄に積極的に資金を投じていた投資家は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)がまだ決して終わっていないことを痛感している。

  新型コロナウイルスのデルタ変異株が世界中に広がる中、ニューヨーク証券取引所(NYSE)のARCA航空株指数は8日に一時3.2%下落。3月の高値からの下落率が一時20%に迫った。同指数は日中の取引で持ち直す場面もあったが、投資家やアナリストは航空業界が依然として障害に直面していると指摘する。

  感染再拡大のニュースはリフレトレードに水を差しており、特にパンデミックを受けた行動制限の緩和や旅行者の持続的増加を頼みの綱とするセクターに冷や水を浴びせている。2週間後に開幕予定の東京五輪は1都3県の全会場で無観客とすることが決まった。ブティジェッジ米運輸長官は、米国がまだ国外からの渡航者に対する制限を解除する段階に達していないと発言した。

Airline stocks tumble after peaking in mid-March

  TIAAバンクの世界市場担当プレジデント、クリス・ギャフニー氏は「ワクチン接種率の急速な上昇を見て、誰もがとても喜んでいたが、今では接種率が横ばいになっている。このデルタ株が問題を引き起こしている」と述べ、「それが航空会社株に打撃を与えた」と指摘した。

  ダウ輸送株20種指数は前日比3.3%安。ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスは1.3%安。デルタ航空は1.1%安。レンタカー会社のエイビス・バジェット・グループは6%安。

原題:
Airline Stocks Near Bear-Market Level as Covid Variants Spread(抜粋)

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