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新型コロナ起源は動物由来説が最も有力、SARSと類似点-研究

  • ノーベル賞受賞歴のある研究者ら21人の科学者が論文まとめる
  • 武漢ウイルス研究所から流出した可能性は極めて低いと指摘

新型コロナウイルスの起源は動物だとする説が最も有力だとする論文を科学者のグループがまとめた。中国・武漢の市場にさかのぼる新型コロナの初期の感染拡大は、17年前に起きた重症急性呼吸器症候群(SARS)の状況と似ているという。

  エドワード・ホームズ氏やノーベル賞受賞歴があるピーター・ドハティ氏ら21人の科学者が7日、新型コロナ起源に関する科学的証拠を検証する論文で明らかにした。論文は専門家の査読前で、専門誌への提出に向け準備が進められている。

Wuhan Institute of Virology

武漢ウイルス研究所のバイオセーフティーレベル(BSL)4施設(2020年5月)

  新型コロナの起源については研究所からの流出と動物由来という2つの説に集約される。研究者は論文で、研究所が発生源だとする証拠はないとし、こうした疑念は最初に感染が確認された都市に、コロナウイルスやエボラ出血熱など重大な感染症を扱う武漢ウイルス研究所のバイオセーフティー施設がたまたまあったことで浮上したと分析。

  流出説を「完全に排除はできない」が、「野生動物の取引で日常的に起きる人と動物の多くの頻繁な接触」に比べると、可能性は極めて低いと指摘した。

  さらに、協力的で慎重にコーディネートされた研究を通じた起源の調査・分析を怠れば、「これまで何度も新型ウイルスとの闘いを強いてきた人間の同様の活動によって今後、感染症がまん延した場合、世界は脆弱(ぜいじゃく)なままでいることになる」と警告した。

原題:
Covid Origins Mirror SARS’s Genesis in Animals, Study Finds (1)(抜粋)

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