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パナソニック社長、テスラとの関係「悪くなることはない」-全株売却

  • 他社以上に役に立てる電池を供給できるかどうかに尽きる-楠見氏
  • テスラ株売却なければ、BY買収決断ができなかった可能性-楠見氏

パナソニックの楠見雄規社長兼最高経営責任者(CEO)は8日、米電気自動車(EV)メーカーのテスラ株売却に伴う今後の両社の関係性について、「悪くなることはない」との認識を示した。

  楠見社長はブルームバーグなどとのインタビューで、株を手放したからといって「テスラの資金繰りが悪くなるわけでもない」と指摘。売却に際しテスラ側にも確認を取っているとし、「私たちは何をすべきか。他社以上に役に立てる電池を供給できるかどうかに尽きる」と述べた。

  パナソニックは6月、今年3月末までに保有していたテスラの全株式を約4000億円で売却したと発表していた。 

パナソニックがテスラ全株式を売却、約4000億円-有価証券報告書

Panasonic New CEO Yuki Kusumi Interview

楠見CEO

mission: churn out more batteries for Tesla Inc. and shake free billions of dollars to invest in new areas of growth by making the company more efficient. Photographer: Shoko Takayasu/Bloomberg

  テスラ株の売却資金の使途について楠見社長は、「想像に任せる」と記者団の質問を煙に巻いたものの、CEO交代のタイミングで米ソフトウエア大手のブルーヨンダー(BY)を買収する決断もあったと説明。「テスラ株売却というのがなく、同じ判断ができたか自問自答してみると、判断がつかなかったかもしれない」とし、BY社買収の一助になった可能性を示唆した。

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  一方、開会式まであと2週間余りに迫った東京オリンピック・パラリンピックの観客動向に関しては、「スポンサーが決めることではない」とした上で、「スポンサーが果たす役割を明確にすれば、組織委員会の判断をサポートすることになる」と述べるにとどめた。

  楠見氏は4月にパナソニックの新たなCEO、6月には社長に就任した。研究開発部門出身で、テレビや車載事業も手掛けてきた経歴を持つ。

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