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世界の景気回復は二層化が悪化-IMF専務理事、G20に行動促す

  • 米国などではインフレ率の一時的上昇に対する過剰反応の回避が重要
  • 9、10両日開催のG20財務相・中銀総裁会議を前にブログに投稿

国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は、新型コロナウイルスを巡る状況が各国・地域で著しく異なっており、世界の二層化した景気回復は悪化しているとの見方を示した。イタリアのベネチアで9、10両日開催される20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を前にブログで意見投稿を行った。

  専務理事はワクチン供給や感染率、政策支援を提供する能力に大きな差異があり、景気回復の二層化が深刻化しているとし、「G20や世界各地の政策当局による緊急行動が必要な極めて重要な局面だ」と指摘した。

  米国と中国、ユーロ圏では回復が勢いを得つつあるものの、新たなデータにより「経済的な富の乖離(かいり)が深まり、多数の国々が一段と後れを取っていることが確認される」と説明。

  その上で、G20に対し今年末までに全ての国で人口の40%以上、2022年6月末までに60%以上というIMFのワクチン接種率目標の達成を支援するよう呼び掛けた。

  また「米国を含め回復が進んでいる国では、インフレ率の一時的上昇に対する過剰反応への回避が極めて重要になる」と主張。豊かな国々は低所得国支援の取り組みを強化し、特に緩やかな条件のファイナンスや債務を巡る対応が必要だと訴えた。

原題:IMF Chief: World Is Facing a ‘Worsening Two-Track Recovery’(抜粋)

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