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Photographer: Qilai Shen/Bloomberg
Cojp

中国の気候変動政策、発改委が担当-長期発展戦略での重要性示唆

  • 排出量ピークアウトに向けた計画の立案主導を高官が発改委に指示
  • 習主席は2060年までにカーボンニュートラル実現目指すと表明済み

世界最大の温室効果ガス排出国、中国で経済政策全般の立案を担当する国家発展改革委員会(発改委)が、二酸化炭素排出量削減に向けた計画策定も担うことになった。中国の長期発展戦略で気候政策が一段と中心的な役割を占めつつあることを示唆している。

  事情に詳しい複数の関係者によると、中国の高官は発改委に対し、炭素排出量のピークアウト達成に向けた全国ロードマップの立案を主導するよう数カ月前に指示。発改委内に「炭素排出ピークアウト・カーボンニュートラル工作領導小組弁公室」が設けられたと報道官が述べた。

  中国政府は2018年に気候変動の担当部署と関連責務を現在の生態環境省に移管。それまでは発改委が気候政策を担っていた。今回の動きは実質的にこの決定を覆すもので、気候変動に関する業務の大半が発改委に戻ることになる。生態環境省は炭素市場の監督や排出量報告、国際協力を担当すると関係者のうち2人が述べた。

  習近平国家主席は昨年9月の国連総会で、60年までにカーボンニュートラルの実現を目指すと表明。生態環境省にファクスでコメントを求めたが、返答はなかった。

  グリーンピース・東アジアの李碩アナリストは、「今回の権限移譲が気候に関する中国の野心にとってプラスかマイナスかを語るのは時期尚早だ」とした上で、発改委は資源の動員や利害調整に向いていると言えるとしながらも、発改委と生態環境省の競争で政策実行ペースが鈍る恐れもあると指摘した。

原題:
China Puts Most Powerful Agency in Charge of Climate Policies(抜粋)

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