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滴滴に投資のヘッジファンドに痛手、中国の取り締まりで輝き失う

  • タイガー・グローバルやコーチュー、サード・ポイントが初期に投資
  • 初期の投資家は6日の急落でも依然として評価益がある可能性
Pedestrians walk past the Didi Global Inc. headquarters in Beijing, China, on Monday, July 5, 2021.

Pedestrians walk past the Didi Global Inc. headquarters in Beijing, China, on Monday, July 5, 2021.

Photographer: Yan Cong/Bloomberg

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中国の大手民間企業を支援する有力投資家は、同国の規制当局による締め付けで再びやけどしている。

  タイガー・グローバル・マネジメントファラロン・キャピタル・マネジメントDEショーは中国の配車サービス大手、滴滴グローバルの初期の投資家で、多額の資金を投じている。コーチュー・マネジメントサード・ポイントもそうで、これらの投資家は6日の滴滴の株価急落で痛手を受けている。

China Blocks Didi From App Stores Days After Mega U.S. IPO

北京の滴滴グローバル本社(7月5日)

Photographer: Yan Cong/Bloomberg

  ただ、中国企業による米国での新規株式公開(IPO)としては2番目の規模だった滴滴に初期から支援してきたこれらの投資家の多くは、6日の急落でも評価益があることは間違いない。滴滴の時価総額は6日時点で約600億ドル(約6兆6400億円)と、2015年に報道された87億5000万ドルを大きく上回る。だが滴滴の急落で、政府と新興の民間セクターとの緊張が続く中国の企業に投資するリスクは鮮明になった。

滴滴のADR急落、公開価格下回る-中国当局の締め付け強化が直撃

  タイガー・グローバルは14年に、コーチューとファラロンはその1年後に滴滴への支援を開始した。3社の担当者はコメントを控えた。サード・ポイントは取材要請に応じなかった。ほとんどがベンチャーキャピタル(VC)部門を通じて滴滴に投資していた。

  滴滴株に最も高い価格を支払ったのは、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による打撃を受ける前の18年と19年に同社株を購入した投資家で、規制当局への提出書類では1株当たり50.93ドルを払っていた。  

  資産家ジョン・ポールソン氏は16年から18年の間にアイルランドの関連会社経由で滴滴に9600万ドルを投資しており、そのうち890万ドル相当の株式は1株50.93ドルの水準で購入したことが文書に記されている。

  ヘッジファンド以外では、ソフトバンクグループの英関連会社が18年1月に7200万株余りを37億ドルで購入したことが記録されている。

原題:
Hedge Funds See Winning Didi Bets Lose Luster on China Crackdown(抜粋)

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