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滴滴、上級幹部らに多額のストックオプション付与-米IPOに先立ち

  • ストックオプションの価値は30億ドルを超える-試算
  • 中国当局が提供アプリのリストからの除外を命じ、ADRは急落

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中国の配車サービス大手、滴滴グローバルは6月29日の米新規株式公開(IPO)に先立つ数週間に複数の上級幹部と取締役会メンバーに特別手当を支給した。数十億ドル相当の株式だ。

  この手当はストックオプションの形で付与され、通常4年間に分割して供与される制限を受けず、滴滴の当局への届出書によると行使価格は「額面通り」となっている。これは、受給者はほぼコストゼロでストックオプションを通常の株式に転換し、半年間のロックアップ期間終了後にそれを売却できることを意味する。

  届出書の修正版(6月28日付)で開示されたこの手当は、投資家を動揺させる新たな材料とみられる。中国当局は滴滴への監視を強めており、中国国家インターネット情報弁公室(CAC)は7月4日、アプリストア運営各社に対し、提供アプリのリストから滴滴を除外するよう命じた。これを受け、同社の米国預託証券(ADR)の6日終値は20%安の12.49ドルとなった。

滴滴のADR急落、公開価格下回る-中国当局の締め付け強化が直撃


  届出書によると、滴滴は4-6月(第2四半期)に企業上層部向けで6670万株のストックオプションを発行し、このうち6350万株を直ちに付与した。

  ブルームバーグ・ニュースの試算によると、付与されたストックオプションの価値は6日のニューヨーク時間午後2時42分(日本時間7日午前3時42分)時点で約31億ドル(約3400億円)。ADRが最高値を付けた1日時点での42億ドルからは減少した。

  届出書によれば、滴滴は全てのストックオプションについて4-6月期に30億3000万ドルの費用を計上する。この手当については、テクノロジー情報サイド、ジ・インフォメーションが最初に報じた。

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原題:Didi Handed Bosses Stock Options Worth Billions Before IPO (1)(抜粋)

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