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英国がコロナ制限を緩和-夏場に1日10万人感染の可能性もと保健相

  • ワクチン接種完了なら隔離不要に、中リスク国・地域から帰国でも
  • 新規感染者に対する死者の比率は大幅に低下と専門家は指摘

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英国のジャビド保健相は、国内での新型コロナウイルスの1日当たり新規感染者数がこの夏場に10万人に達する可能性もあると警告した。同国はコロナ対策の行動制限措置を19日に緩和し、「平時に戻る」準備を進めている。

  ジャビド氏は6日、BBCラジオで、制限緩和が予定される19日までに、英国の新規感染者数は「現在の少なくとも2倍になると見込んでいる。つまり、1日約5万人ということだ」と発言。「制限措置を緩和し、夏場を経るに従って、感染者数は大幅に増えるだろう。10万人に達する可能性もある」と続けた。

  ジャビド氏はこの発言後に議会で、ワクチン接種を完了したイングランド市民に対しては自主隔離の規則を撤廃すると表明。これに該当する市民は中リスクの「アンバー」に分類された国・地域から帰国する際にも隔離義務がなくなるほか、18歳未満の就学児童が陽性者と濃厚接触した場合も本人が陰性である限り隔離は不要になる。

  英国では成人の64%がワクチンを2回接種済み。英インペリアル・カレッジ・ロンドンの疫学者で、最初のロックダウン(都市封鎖)導入時にそのモデルが大きく採用されたニール・ファーガソン氏はBBCに対し、今回の再開戦略を「ややギャンブル」だと表現した。最新のデータによると、英国の新規感染者数は2万7334人で、死者は9人だった。

  ファーガソン氏は「感染第2波のピーク時であれば、5万人の新規感染者が出れば500人程度の死者が出ていた。だが今ははるかに少なくなり、50人かそこらだろう」と指摘した。

社会的距離や施設の人数制限に関する規則の撤廃を発表するジョンソン英首相

出典:ブルームバーグ

原題:
U.K. Says Covid Cases May Reach 100,000 a Day as Rules Relax (1)(抜粋)

U.K.’s Javid: Isolation to End for Fully Vaccinated Contacts(抜粋)

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