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豪中銀がQE縮小開始へ、11月半ばまで週40億豪ドル-YCC対象維持

更新日時
  • 政策金利0.10%に据え置き、3年国債利回り目標も0.10%前後に維持
  • 利上げの条件は24年になるまで満たされないというのが中心シナリオ

オーストラリア準備銀行(中央銀行)は6日、政策金利であるオフィシャル・キャッシュレートの誘導目標を過去最低の0.10%に据え置くことを決定した。3年国債の利回り目標も0.10%前後に維持された。

  政策決定会合後の声明によれば、政策委員会はイールドカーブ・コントロール(YCC、長短金利操作)目標の対象を現行の2024年4月償還債のまま維持することを決めた。量的緩和(QE)プログラムについては、1000億豪ドル(約8兆4000億円)規模の債券購入第2弾が9月初めに終了した後も、現行の週50億豪ドルより少ない週40億豪ドルのペースで、少なくとも11月半ばまで継続する方針を明らかにした。

  声明は「実質インフレ率が2-3%の目標レンジの範囲内で持続的に推移するまでキャッシュレートを引き上げない。この条件は2024年になるまで満たされないというのが中銀の中心シナリオだ」と説明した。

  ただロウ総裁はその後の記者会見で、政策金利の見通しについて、中銀の予測ではなく経済的要因次第だと強調。この発言を受けて、豪州3年債利回りは一時10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し、0.47%を付けた。

  同総裁はインフレ関連の指標に言及し、「(オフィシャル・)キャッシュレート(誘導目標)を引き上げる条件はデータ次第だ。日程ではないという点をあらためて強調しておきたい」と述べる一方、「豪州の消費者物価指数(CPI)は堅調な回復にもかかわらずカナダなどより弱い。23年の利上げを示唆してない」とも発言した。  

Nov 2024 bond yield jumps after RBA spurns rollover

  中銀は声明で「債券購入プログラムは豪経済の下支えで重要な役割を果たしている。インフレと雇用の目標達成までまだある程度時間がかかることを考慮し、中銀は債券購入を継続する。その時点で経済情勢に対応できるよう11月にさらなる見直しを実施する」とした。  

原題:Australia Central Bank Takes First Steps to Dial Back Stimulus、Aussie 3-Year Yield Jumps as RBA’s Lowe Stresses Data Dependency、*LOWE: NOT HINTING AT RATE INCREASES IN 2023、*LOWE: AUSTRALIA CPI WEAKER THAN CANADA’S DESPITE SOLID RECOVERY、Australia Central Bank Extends QE, Sticks With Targeted Bond (1)(抜粋)

(ロウ総裁の会見での発言などを追加して更新します)
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