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Photographer: NurPhoto/NurPhoto
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ワクチン接種後の激しい運動、控える期間を延長-シンガポール新指針

  • 1、2回目ともに接種後1週間は、激しい運動の回避を勧告
  • 政府の専門家委員会はmRNAのコロナワクチンを引き続き推奨

シンガポール保健省は5日、新型コロナウイルスワクチンの最新ガイドラインを公表し、接種から1週間は激しい運動を控えるよう勧告した。接種後に10代の男性1人が心不全に陥るなど、若い男性を中心に心臓に問題が出るケースが数件確認されたためだ。

  保健省はワクチン接種を受ける全ての人、特に未成年の若者と30歳未満の男性に対し、「さらに慎重を期す措置」として1、2回目ともに接種後1週間は激しい運動を避けるよう求めた。当初、この期間は12-24時間としていたが、6月11日に2回目終了後は1週間に延長していた。

  同省の声明によると、政府の専門家委員会は予防の恩恵がリスクを上回ることに変わりはないとして、メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンの接種を引き続き推奨。米公衆衛生当局も、少数の若い男性で接種後に心臓の不調が確認された後もワクチンの安全性を訴えている。

  保健省によると、同省当局者はウエートトレーニング後に心不全を経験した16歳の男子生徒について、新型コロナワクチンとの関連を今後、検証する。この生徒は6月27日に米ファイザー・独ビオンテック製ワクチンの1回目を接種。その時には何も起きなかったが、7月3日に心不全を起こした。倒れる前にはスポーツジムで、負荷が非常に大きい器具を使ったトレーニングをしていたという。

  同省は「予備的診断は院外心停止だ。原因究明に向け臨床および研究所での検査が進行中だ」とした上で、「重度の急性心筋炎との診断があり得るかどうかを徹底的に精査することなどが含まれる」と説明した。

  同国の健康科学庁(HSA)によれば、ワクチン接種後の心臓障害の報告は6月末時点で12人。うち7人が30歳以下の男性で、この年齢層としては想定より高い割合だという。

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原題:
Singapore Advises Avoiding Exercise for Longer After Vaccination(抜粋)

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