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衆院選前に20兆円以上の経済対策、エコノミスト5割が予想-サーベイ

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菅義偉政権が衆院選を前に少なくとも20兆円規模の経済対策を取りまとめる可能性が高いと、エコノミストの5割は予想している。前哨戦とされる東京都議選で自民党が伸び悩んだことから、追加経済対策で党勢の立て直しを図るとの見方が出ていた。

  ブルームバーグがエコノミスト18人を対象に5日までに実施した調査によると、秋までに行われる衆院選の前に追加の経済対策を策定し、補正予算を編成すると17人が予想した。

調査リポート:21年度補正予算での追加経済対策をエコノミストは予想

  対策の規模としては20兆円以上30兆円未満が6人で最も多く、30兆円以上50兆円未満が3人だった。補正予算額は10兆円以上15兆円未満(8人)、5兆円以上10兆円未満(3人)の順に多かった。財源となる赤字国債発行額の予想中央値は7.5兆円。

膨らむ歳出

出所:財務省

備考:20、21年度は予算に基づく

  予算の配分先としては、ワクチン接種の進展を背景にコロナ対策よりもポストコロナの成長戦略へ多く振り向けるとの回答が14人中9人を占めた。予想の中央値では、政府が成長の原動力に掲げるデジタルとカーボンニュートラル(脱炭素化)にそれぞれ2兆円、半導体製造基盤の確保・強化は1兆円。

  政府は新型コロナ対応のため20年度に3回の補正予算を編成し、一般会計予算の歳出総額は175.7兆円と過去最高を更新した。20年度決算では、国債償還への充当分を除いて補正予算の財源に活用できる純剰余金が4.5兆円と過去最高となる見込み。

19年末の総合経済対策と

20年度の緊急経済対策1、2弾の合計

3回目
事業規模117.1兆円73.6兆円
財政支出48.4兆円40.0兆円
補正予算27.5兆円20.1兆円
経済効果6.4%3.6%

  

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