コンテンツにスキップする

経済対策が大型化する可能性高まったとの見方-都議選で自民が苦戦

  • 衆院選前に大型補正議論の可能性高まる-ブルームバーグ・増島氏
  • 国債増発につながる可能性に一定の警戒-三菱モルガン・稲留氏

1日を始める前に押さえておきたい世界のニュースを毎朝お届け。ブルームバーグのニュースレターへの登録はこちら

衆院選の前哨戦とされる東京都議選(定数127)で自民党が伸び悩んだことで、経済対策や補正予算の編成に向けた動きが今後、本格化するとの見方が出ている。

  ブルームバーグ・エコノミクスの増島雄樹シニアエコノミストは、自民の議席数が過去2番目の低水準にとどまったことは、「コロナ対策に対する都民の不信感が予想以上に強かったという意味でサプライズだ」と指摘。政権交代に直ちにつながることはないものの、菅義偉政権が「コロナ対策を含む最大30兆円程度の大型補正予算の議論を衆院選前に進める可能性が高まった」との見方を示した。

自公で過半数届かず、衆院選控えた菅首相に打撃-東京都議選

各党の議席数

自民都民公明共産立憲維新ネット無・その他
選挙後3331231915 4
選挙前254523188115

出所:NHK

  三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊シニア債券ストラテジストは5日付リポートで、「政府・与党が党勢テコ入れのための大型経済対策を策定する可能性が意識される」とした上で、経済対策が「国債増発につながる可能性には不透明感があるものの、一定の警戒は残る」と分析した。

  住友生命保険運用企画部の武藤弘明上席部長代理も同様に、経済対策の大型化もあり得るとした上で、33兆円規模の対策を提言している立憲民主に対抗するぐらいの財政を出してくる可能性があると語った。

  東京都議選は4日投開票され、自民党と公明党の合計は過半数に届かなかった。自民は第1党を奪還したが過去2番目に少ない33議席(改選前25)。小池百合子知事が特別顧問を務める地域政党・都民ファーストの会は31議席(同45)まで減らし、選挙協力した共産、立憲民主両党はいずれも増やした。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE