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米利上げ開始は22年終盤にも必要になる公算大、インフレで-IMF

  • 米金融当局は資産購入縮小を22年前半に開始する可能性が高い
  • 金融緩和縮小・解除の備えへの移行には巧みな意思疎通が必要

国際通貨基金(IMF)は、米金融当局が2022年終盤または23年序盤に利上げを開始する必要があるとの見解を示した。政府支出増加でインフレ率が期間平均の目標を上回る水準にとどまると予想している。

  IMFは米国に関する4条協議(年次経済審査)終了を受けた1日の声明で、米金融当局は資産購入縮小を22年前半に開始する可能性が高いと指摘した。

  声明では「金融政策が経済を強力に支え続けるという安心感を与えることから、最終的な資産購入縮小と金融緩和の縮小・解除への備えにうまく移行するには、厳しいスケジュールの下で巧みな意思疎通が必要になる」としている。

The Fed's New Dot Plot

  米金融当局がインフレ指標として重視している個人消費支出(PCE)総合価格指数は5月に前年同月比3.9%上昇と、08年以来最大の伸びを示した。IMFは同指数が4.3%をピークに22年末までに2.5%前後に低下するとして、上昇は一時的だとみているが、それでも期間平均で2%とする米金融当局の目標より高い水準だ。

  IMFはインフラ整備を軸とする「米雇用計画」と社会保障拡充に向けた「米国の家族のための計画」というバイデン大統領の提案による政府拠出の拡大で、22-24年の国内総生産(GDP)は累積価値で約5.25%押し上げられるとの見通しも示した。

  IMFは今年の米経済成長率の予測を7%に引き上げた。1984年以来の高い伸びとなる。4月時点では6.4%を見込んでいた。

原題:Fed Likely Needs to Raise Rates as Soon as Late 2022, IMF Says(抜粋)

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