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4-6月の米自動車販売、GMやトヨタ大幅増-半導体不足に対応

更新日時
  • 消費活動再開でSUVやピックアップトラックの販売好調
  • 世界的な半導体不足による在庫薄、業界の販売回復ペースを抑制

4-6月期の米自動車販売は前年同期から大幅に増加した。消費活動の再開でスポーツタイプ多目的車(SUV)やピックアップトラックの販売が好調だったが、世界的な半導体不足による在庫薄が販売持ち直しのペースを抑制した。

  米ゼネラル・モーターズ(GM)やトヨタ自動車は1日、繰り越し需要を追い風に4-6月の販売が大きく伸びたことを明らかにした。一方で日産自動車や韓国の現代自動車は半導体不足を受けた在庫薄が夏場も販売抑制要因になると警告した。

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How automakers' Q2 U.S. sales totals compare with estimates

Source: Company statements, Bloomberg News analyst survey

  新型コロナウイルス禍で疲れた消費者の自動車購入意欲は高まっているものの、世界的な半導体不足で自動車生産は減少し、ショールームで販売するモデルは減っている。JDパワーの推定では、こうした不均衡を背景に新車平均価格は先月初めて4万ドルを上回った。調査会社コックス・オートモーティブによると、在庫は5月末時点で33日分に減少した。

  IHSマークイットの推定では、6月の米自動車販売販売は1530万-1580万台のレンジに「有意な形で」減速した。5月は1700万台だった。

  ブルームバーグがまとめたアナリスト5人の予想平均では、4-6月の米新車販売予想は440万台となっている。実際にそうなれば、新型コロナウイルス禍が大きく影響した前年同期との比較で51%増となる。

General Motors Vehicles At A Car Dealership Ahead Of Earnings Figures

カリフォルニア州コルマの販売店に並ぶGM「シボレー・シルバラード」

  GMの4-6月販売は前年同期比40%増の68万8236台。売れ筋ピックアップトラック「シボレー・シルバラード」の納車が2倍余りに増えた。

  トヨタの4-6月は73%増の68万8813台と、GMを上回った。1-6月ではピックアップトラックとSUVの販売台数が過去最高となった。コンパクトSUV「RAV4」やセダン「カムリ」、中型トラック「タコマ」や、ハイブリッド車が好調だった。

  GMが米国販売で2位となったのは、フォード・モーターが首位に立った1998年以来。

  日産の4-6月は68%増の29万8148台。主力のコンパクトSUV「ローグ」や予算重視派に人気のセダン「セントラ」が好調だった。

  フランスとイタリア、米国系コングロマリットのステランティスの4-6月は前年同期比32%増。1-3月期に比べて3.3%の増加にとどまった。供給不足が響いた。ピックアップトラックの「ラム」が40%増えた。

  ホンダは6月と4-6月の両方で米国販売の記録を更新。クロスオーバー車「CR-V」やセダンの「アコード」「シビック」を中心に販売好調で、4-6月は前年同期比66%増。

  スバルは6月に前年同月比21%減。人気の高い「フォレスター」が55%、「クロストレック」が37%それぞれ減少した。同社は世界的な半導体不足による在庫減の影響を指摘した。

  フォードとテスラは2日まで四半期販売実績を公表しない見通し。

原題:Carmakers Learn to Live With Chip Shortage: Auto Sales Update(抜粋)

(ホンダやスバルの実績とIHSマークイットの推定などを追加して更新します)
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