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米ISM製造業景況指数、やや鈍化も拡大継続-仕入価格が急上昇

更新日時

米供給管理協会(ISM)が発表した6月の製造業総合景況指数は、前月からやや減速したものの堅調なペースの活動拡大を示した。仕入れ価格指数が約42年ぶりの水準に急上昇したことが背景にある。

キーポイント
  • ISM製造業総合景況指数は60.6
    • 前月は61.2
    • ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値は60.9
    • 同指数は50が活動の拡大と縮小の境目を示す
  • 仕入れ価格指数は92.1-約42年ぶり高水準
  • 統計表
U.S. manufacturing gauge remains robust, while inflationary pressures build

  6月は新規受注の伸びがやや減速した一方で生産の指数が上昇し、かなり高い水準にある受注残への対応を多少なりとも可能にした。雇用の指数は1ポイント低下し49.9。旺盛な需要がある中で、熟練労働者の確保が引き続き困難なことをあらためて示した。

  ISM製造業調査委員会のティモシー・フィオレ委員長は発表文で、「受注残の水準が高く、顧客在庫がかなり少なく、原材料調達のリードタイムが記録的に長い状態だと報告されている」と指摘。「雇用は引き続きバリューチェーン全体の課題で、さらなる成長を阻む大きな障害となっている」と分析した。

  仕入れ価格指数は92.1と、イラン革命とオイルショックがあった1979年以来の高水準に達した。物流面の問題や商品相場高騰、各種部品の不足が製造業者への圧力となり続けている。半導体不足は特に自動車業界で大きな混乱要因となり、各社は今年前半に生産減少に追い込まれた。

  6月は18業種中、17業種が活動拡大を報告。家具や機械、電気機器・家電、コンピューターの伸びが目立った。

原題:U.S. Factory Expansion Is Solid; Price Gauge Highest Since 1979(抜粋)

(統計の詳細とチャート画像を追加します)
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