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ソフトバンクG、キトピの資金調達を主導-企業価値10億ドル超に

  • 「ビジョンファンド2」主導で4億1500万ドル調達
  • 苦境の外食産業、クラウドキッチンが人気の投資先に

アラブ首長国連邦(UAE)のドバイに本社を置くクラウドキッチン(デリバリーサービスに特化した飲食業)の新興企業キトピは、ソフトバンクグループの「ビジョンファンド2」を含む投資家グループから4億1500万ドル(約463億円)を調達し、ユニコーン(企業価値10億ドル以上の未公開企業)の地位に躍り出た。

  キトピのモハマド・バルート最高経営責任者(CEO)はインタビューで、同社が「企業価値10億ドルの節目を越えた」としつつ、一段の詳細については発言を控えた。その上で、「当社事業の成長を中東ならびに世界で加速させるための十分な資本を今や確保している」と述べた。

Kitopi

モハマド・バルートCEO

  今回の資金調達ラウンドは、中東のテクノロジー企業としては最大級となる。投資家グループにはソフトバンクGのほか、キメラやトルコのドガス・グループ、米カリフォルニア州に本拠を置くネクスト・プレイ・キャピタル、B・ライリーなどが含まれるとバルート氏は明らかにした。

  調達資金はサウジアラビアでの事業拡大加速や、新たな国・地域への進出に充当されると同氏は説明。中東本社はサウジに置くが、東南アジアへの事業拡大を目指す中、世界本社の役割は今後もドバイが担うとしている。

  新型コロナウイルス禍が外食産業に打撃を与える中、複数の飲食店向けに宅配注文用の調理を行うクラウドキッチンは、テクノロジー投資家の新たな注目分野となっている。

原題:
SoftBank Leads Funding to Vault Kitopi Past $1 Billion Value (1)(抜粋)

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