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日証協新会長:ファイアーウオール見直し「協会の主張盛り込まれた」

日本証券業協会の森田敏夫新会長は1日の就任会見で、金融グループ傘下の銀行と証券会社の顧客情報共有などを制限するファイアウオール規制の見直し議論について「協会の主張がしっかり盛り込まれている」との認識を示した。

  ファイアーウォール規制については、金融庁の作業部会が6月18日に報告書を公表。現在は情報共有に当たって必要な顧客の事前同意について、上場企業などについては撤廃し、一方で銀行に証券会社と同等の情報管理規制を導入することなどを提言した。森田会長は「一番重要なのは顧客の立場に立つこと」とし、弊害防止措置をしっかり施すなど協会の主張が盛り込まれていると述べた。

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森田敏夫新会長

Source: Japan Securities Dealers Association

  東芝のガバナンスを巡る混乱で、永山治前取締役会議長らの再任議案が定時株主総会で否決されたことについては「真摯(しんし)に受け止めるべきだ」と指摘。一般論として東芝など指名委員会等設置会社の場合、執行と監督が分離しているため、永山氏ら社外役員中心の取締役会が行う監督について「執行をどれだけチェックできるのか、チェックすべきかの問題提起になっている」と述べた。

  また、株式市場の環境については、欧米ではワクチン接種が進むと株価が上昇する相関関係が見られると指摘。日本のワクチン接種について「出遅れが鮮明だが、今のペースは世界的にみて非常に速いペースになってきている」とし、「マーケット的には非常に楽しみだ」と述べた。

  森田新会長は野村ホールディングス出身で、1日付で就任。「国民の資産形成を支援したい。短期売買を否定するものではないが、特に投資初心者が金融商品を安心して中長期的に保有してもらえる環境を整えたい」と抱負を述べた。

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